大手であっても若手人材の採用が簡単ではない時代。
そこかしこから、「インターンシップ採用、リファラル採用、アルムナイ採用」などのお話を伺います。
特に最近では、「一度退社した社員を再雇用する『アルムナイ(卒業生)採用』が活性化」しており、先日大手各社の人事が集うコミュニティにて、その現状を教えていただきました。
背景には「慢性的な人材不足」が挙げられ、「交流型」と「採用直結型」の2種類があるようですが、以下の流れが一般的な様子。
1.「復職条件」を決めておく
2.「再雇用制度」があることを知らせる
3. 退職者向けに「情報発信」をする
4. 退職者も参加できる「イベント」を開催する
5.「多様な雇用形態」を用意する
6.「アルムナイ採用」につなげる
このような取り組みを導入することで、「縁」を切らすことなく「自社のファン」でいてもらえることもメリットとなるようです。
また、「共同通信社」が主要企業118社に行ったアンケートによると「元社員を再び雇用する制度や仕組み」を導入している企業は84社と「7割を超えた結果」で、「清水建設、三菱重工業、NEC、大日本印刷、みずほフィナンシャルグループ、JR東日本」など名だたる大手が取り組み中とのことでした。
なかでも、最近「カムバック採用」をスタートした「三菱重工業」では、半年もたたないうちに登録者が数百名を突破し、「いくつもの内定」を出せたとのことで、「キャリア採用に苦戦」していた同社にとっては新たな「採用ルートの構築」に繋がっているようです。
「企業文化」になじみある人材が社外で経験を積み、「即戦力」として戻ってくれるのであれば、「育成の労力」も少なくて済みます。
今後、導入する組織はますます増えていくのでしょうね。