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岩田 徹

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第269回 切り拓く

2026/02/13

野球の世界ではアメリカ、メジャーリーグ。
サッカーの世界ではヨーロッパのサッカーリーグ。
世界最高峰の選手が集い、ハイレベルな戦いを繰り広げています。
私が子どもの頃は日本人選手がメジャーリーグやヨーロッパサッカーリーグで活躍するのは、あまり現実的に見ていなかったかもしれません。
どこか遠くの国の、違ったレベルの選手たちが戦っている、
そんな印象さえあったかもしれません。
当時は野球の世界大会といえばオリンピックぐらい。
日本はメダル争いはしていましたが、オリンピックはアマチュアスポーツの最高峰で、
トップレベルのプロ選手が参加するものではありませんでした。
サッカーのワールドカップも、日本が初出場を果たしたのは私が大学生の頃。
アジアを勝ち抜くことさえ困難で、初めてのワールドカップは3戦全敗。
決勝トーナメント進出も遠い未来のことのように思えました。

ところが2026年現在、
メジャーリーグには日本人選手がたくさん所属し、活躍しています。
大谷翔平選手は2年連続MVP、山本由伸選手はワールドシリーズのMVP。
世界最高峰の舞台で日本人選手がトップを掴みました。
サッカーの世界でも、ヨーロッパリーグには多くの日本人選手が所属し、
レギュラーとして活躍しています。
さらに未来を嘱望される20代前半の選手も多く所属しプレーしています。
今や当たり前のように日本人選手が活躍し、世界で名を轟かせていますが、
日本人は通用しないだろう、という殻を打ち破ってきた諸先輩方の存在を忘れてはなりません。
野球では野茂英雄さん、イチローさん。
サッカーでは中田英寿さん、中村俊輔さん。
その他にもたくさんの選手がいますが、こうした選手たちが突破口を開いてきたのは
言うまでもありません。
日本人でさえ、日本人選手の活躍に懐疑的だった時代。
現地、メジャーリーグやヨーロッパリーグの関係者もまた、日本人選手に懐疑的だったと思います。
そうした環境下で努力し、実績を出し、
少しずつ日本人選手に対する現地の見方を変えてきたこと。
日本のトップレベルで実力を磨けば、世界に出ても通用する可能性があると後輩に示し続けたこと。
これは非常に大きいことだと思います。

現在、バスケットボールの世界で、八村塁選手、河村勇樹選手がNBAで戦っています。
バスケットボールもまた、まだまだ世界最高峰では厳しい戦いを強いられていますが、
こうした選手が突破口を開き、NBAで活躍することで、
後に続く選手が必ず出てきて、日本代表のレベルを向上させてくれることと思います。
世界のトップで日本代表が堂々と対峙できている背景には、必ず突破口を開いた人材がいます。
会社、組織にも突破口を開き、自社のビジネスモデルを昇華させ、強みを発揮し続けてきた歴史があると思います。
そして現状に甘んじることなく、現在も突破口を開こうと奮闘する人材の存在が、
会社、組織を成長、発展させるのだと思います。
2026年、WBCでもワールドカップでも、日本代表が頂点まで駆け上がってくれることを願うばかりです。

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