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長谷川 満

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第270回 守り型人材育成から脱却せよ! 見えない伸びしろを引き出す人材育成設計

2026/02/11

日々、人事の現場に関わっていると、
企業や組織における悩みの多くは、
結局のところ
「人」「人材」
に行き着くと感じます。


先日もクライアント先の役員会に同席しましたが、
その後の会食まで含めて
話題の中心は、
人材採用・育成・組織の在り方
についてでした。


人の問題は、
短期的に解決できるもの
ではありません。


むしろ中長期の視点で
どう向き合うかが、
企業の将来を左右します。


特に人材育成に関して、
多くの企業が無意識のうちに
「守り型」
になっているように感じます。


時間がかかる、
失敗されたら困る、
現場が忙しい。


そうした理由から、
育成が現場任せになってしまい、
結果として
「最低限できれば良い」
というラインで止まってしまいます。


しかし、それは本当に
「人材を育てている」
といえるのでしょうか。


新卒採用を例に取ると、
「新卒は育つまでに時間がかかる」
という言葉をよく耳にします。


ただ、この言葉自体が非常に曖昧です。


実際に、
今のベテラン社員が新人だった頃、
どれくらいの期間で仕事を覚えたのかを
正確に覚えている人は多くありません。


過去を美化し、感覚的に
「昔はもっと大変だった」
と語っているケースも少なくないのです。


人材育成において重要なのは、
「時間がかかるかどうか」
ではなく、
「どのような設計で育てるか」
です。


業務を細かく棚卸しし、
どこに時間がかかっているのか、
どこを仕組み化できるのかを見直す。


これを行うだけでも、
育成スピードは大きく変わります。


本来であれば1年かかる
といわれている業務でも、
プロセスを整理し、
マニュアル化や役割分担を進めれば、
半年で戦力化できることも
珍しくありません。


守り型育成とは、
現状を維持するための育成です。


一方で、攻めの育成とは、
人の「見えない伸びしろ」
を前提に設計されます。


まだできていない部分ではなく、
これから伸びる部分に目を向け、
成長を前提に仕事を任せていく。


この姿勢こそが、
組織全体の成長につながります。


人材育成は、
単なる教育ではありません。
組織づくりそのものです。


欠員補充のために人を採るのではなく、
育成を通じて組織を強くする。


その覚悟を持った企業こそが、
これからの時代を生き抜いていくのだと思います。


守り型育成から一歩踏み出し、
伸びしろを信じて設計する。


そこから、組織の未来は
大きく変わっていくのです。



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