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高松 秀樹

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第166回:今後の価格設定

2024/02/17

「人間性の回復」を「使命」に掲げ、人間性を回復した人であれば、「自然の大切さ」や「未来への持続可能性」に気づくことができると信じ、

また、「キャンプ」や「野遊び」は、地球という惑星が育んできた自然がなければ「成立しない事業」であると捉え、

だからこそ、自らの製品や活動において、常に「サステナビリティ」を意識して、より良い未来に貢献しなくてはならない、とは、「スノーピーク」が考える「CSV(Creating Shared Value)」です。

これまでの同社の取組みや、企業HPなどにて発信されるメッセージは、個人的に共感できることも多く、注目している企業の1つです。

そんな「スノーピーク」ですが、2023年12月期連結決算は、売上高が「前期比16.4%減」の257億円。営業利益が「同74.3%減」の9億円。純利益は「同99.9%減」の100万円だったようで、売上高と各利益全てで業績予想を下回ったとのこと。

・過剰在庫のアウトドア専門店が増え、ホールセールが伸び悩んだ、、

・国内全社員のベースアップに取り組み、販管費も膨れ上がった、、

・国内既存店と米国現地法人の固定資産について、特別損失4億2800万円の計上もあった、、

アウトドア・キャンプ市場の「急激な失速」など様々な要因があるようですが、「高品質・高価格戦略」にて業績を伸ばしてきた同社が、これまでの「強気な価格設定」を見直すのか、はたまた別の手を打つのか!気になるのであります。