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高松 秀樹

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第154回:AIの未来

2023/11/25

「チャットGPT」を開発した「米:オープンAI」のサム・アルトマンCEO。

「生成AIの顔」とも見なされる若き経営者ですが、自身が創設した組織に、つい先日「CEO職を解任」されてしまったのです。。

背景には、「人工知能開発の安全性」についての「意見相違」が存在していることかと思われますが、

アルトマン氏は、AI開発を急速に進め、「世の中への普及を図ること」こそが、技術を完璧に近付けるために「必要不可欠」と考えており、

対して、反対派経営陣は、人工知能が制御不能に陥り、大惨事を引き起こしかねない状況を懸念し、先ずは「実験室でのAI開発」が「安全優先」につながるとの考えを持っていた、

それが対立を生んだ要因のようです。

さらには、解任直後。

同社に「100億ドル以上」を出資している筆頭株主の「マイクロソフト」がアルトマン氏の受け入れを表明し、およそ700名の従業員もそれに続きそうなムードも起こったことで、さらなる話題となりましたが、

なんと、アルトマン氏の「CEO復帰!」という驚きの結末を迎え、世界に大きな影響を及ぼす会社の「ガバナンス」に疑問の声が相次いだのです。

対立騒動の中で「マイクロソフト」の株価は「史上最高値」を更新し、「オープンAI」との関係はよりいっそう強固なものになったことでしょう。

今後の「AI開発」及び、アルトマン氏の活躍に期待するとともに、「数年後にはハリウッドが映画化するに決まっている!」と、事の詳細を待ち遠しく思う出来事なのでした。

どうなるAIの未来!?