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長谷川 満

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第19回 人生初の人事部を立ち上げるきっかけは?

2021/04/21

みなさんにとって、
成長していく原点、飛躍する原点って、どんなことでしょうか?

私にとっては、
ゼロから人事部(ヒューマンサポート部)を立ち上げたことが私の原点です。

前の会社に中途入社した際、
経験がなかったものの経営企画と事業企画の仕事を命じられました。

当時、経営企画や事業企画の仕事自体が、正直どんなものかよく分かりませんでした。
なので、
コンサルタントの方に教えていただいたり、本で勉強しながら企画の仕事を行っていました。

企画の仕事といっても、私自身が力を発揮していたと思われる仕事は、
「理念浸透の仕組みづくり」
「社内活性化イベント企画、運営」
「管理職研修設計、企画、講師、運営」
「サービス向上の勉強会企画、運営」
などのような人事の仕事や人材育成に近い仕事でした。

当時、業績が順調に伸びていく中で、人員が急増していました。

そんな状況が続いていたので、
従業員が一枚岩となるための理念やビジョン、
方針などが共有できる冊子を作りたいと社長から言われました。

それで、私は、
「夢の手引き書」という
理念やビジョン、方針などが共有できるものを作成いたしました。

ちなみに「夢の手引き書」というネーミングは、私がつけました。
(ちょっと怪しげな名前ですね(笑))

「夢の手引き書」の内容は、
・会社の経営目的、経営姿勢、経営理念、行動規範、社訓、部門目標など
・個人の将来ビジョン、行動計画表など記載させるシート
などです。

この「夢の手引き書」という冊子を作成できたのも、
前の会社の前の会社が、人材育成会社だったため、
その経験を活かせたからです。

それから、
企画の仕事をしながらも、
新卒第一期生の会社説明会のサポートを行いました。

そして、
新卒第一期生の内定者懇親会への参加する中、
直接「人」と関わる仕事の方が自分に合っているのではないか?
と感じていました。

そんな中、
中途入社して1年ほど過ぎたころ、辞令が下りました。

社長より、
「『人材採用』『人材育成』『風土づくり』を主な業務とする部署を立ち上げろ」
と言い渡されました。

この辞令は、
私の人生の中でも、分岐点となるものとなりました。

社長が察しておられたのだと思うのですが、
私の力が発揮しやすいと思われる部署の立ち上げを命じられました。

私が辞令を下された当時、
拠点展開も加速度的に行っており、
中途社員の採用も随時行っており、
拠点と人員が急増している時期でした。

企業として、拡大期の真っ只中でした。

業績が順調に右肩上がりで成長していると、
ついつい「守り」より「攻め」の展開ばかりしがちですが、社長は違いました。

「攻め」と「守り」のバランスの良い事業展開をされていました。

人員が急増すれば、問題が起こるというリスクが高くなります。
その問題が起こる前に、人材採用や人材育成、風土づくりの観点から、
早めに対策を打っておこうということです。

とても重要な仕事を命じられたわけです。

◆次回へ続く!