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長谷川 満

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第75回 成長している企業の管理職者育成は、どのように行うのか?

2022/05/18

前回の記事

「成長している企業で
やっておくべきこと3選」

について、書かせていただきました。


「成長している企業で
やっておくべきこと3選」は、

1. 経営指針や経営計画、
 経営方針を明文化して、
 浸透する仕組みをつくること

2. 管理職者を個人プレーヤーから
 マネジメントができる人材に育成する

3. 働きがいのある、
 働きやすい社風づくり(環境づくり)を行う

です。


今回は、

2. 管理職者を個人プレーヤーから
 マネジメントができる人材に育成する

について、書いていきます。


成長している企業というのは、
人員が不足しているケースが多く、

人員配置を
無理している場合が多い。


具体的には、
管理職を決める際、

社歴が長いから、
課長だったり、部長だったり
というポジションにつかせるケース。


社歴が長いと、
技術やスキルを
持ち合わせている方が多いのですが、

一方、部下のマネジメントや
人材育成に関しては、

苦手とする方が
多かったりします。


もちろん、全員が全員、
部下のマネジメントや
人材育成を苦手と
するわけではありませんが、

部下のマネジメントや
人材育成などの管理職としての
トレーニングをうけることなく、

ある日を境に、
役職を与えられることになり、

部下のマネジメントや
人材育成などを求められ、

新任管理職者は、
とまどいを隠せません。


では、

2. 管理職者を個人プレーヤーから
 マネジメントができる人材に育成する

には、どうしたら良いのか?


シンプルに言えば、
管理職者になる前に、
管理職育成(研修)を行うことが
理想なのですが、

中小企業の場合、
管理職者といっても、

プレーヤーとして仕事をしつつ
マネジメントも行う
プレイングマネジャーの場合が多いので、

現場での仕事を通して、マネジメント力や
人材育成力を身につけていくことが現実的です。


それで、効果的な管理職者の
トレーニング法としては、

管理職者についた部下・メンバーに
マニュアルをつくってもらうことです。


これは、とてもシンプルで、
効果的な方法なのですが、

プレーヤーとして、
技術やスキルをもっている
管理職者の身につけてきたものを

部下・メンバーに
文章や画像、動画などにおさめてもらい、
マニュアルと言う形にしていく。


そして、そのマニュアルを
管理職者と部下・メンバーでチェックして、
より良いものにしていく。


これだけで、
社内になかったマニュアルという

カタチのある知的財産がたまっていき、

更に、このマニュアルを
人材育成のテキストにしていけば、

人材育成もしやすくなっていくわけです。


ぜひ、試してみていただければと思います!