HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

長谷川 満

ホーム > 長谷川 満 > 記事一覧 > 第6回 業績を上げる人事戦略

第6回 業績を上げる人事戦略

2021/01/20

飛躍する人事の仕組み化[最終章]とは?

今回は、「どのように人材育成や理念浸透の仕組み化していけば良いか?」の
【3段階】(3年目)「2段階で合うもののみ残したものを徹底的にやり続ける」
について、書かせていただきます。

これまで、「どのように人材育成や理念浸透の仕組み化していけば良いか?」というテーマにおいて、
【0段階】理念やビジョン、経営戦略、経営方針などを整備すること
【1段階】(1年目)外部の専門家や専門会社から徹底的にパクる
【2段階】(2年目)1段階で導入したものを自社に合うか合わないかを検証し、合うもののみ残す
のステップを踏むことが大事になると言ってきました。

それは、一足飛びに「人事の仕組み化」ができれば言うことはないのですが、現実的には、人が絡むことでもあるので段階を踏みながら構築していくことがポイントになります。

特に、【3段階】(3年目)「2段階で合うもののみ残したものを徹底的にやり続ける」以降は、「人事の仕組み」がある程度カタチになっているので、そのカタチになった「人事の仕組み」を自社の成長に合わせてながら柔軟に調整していくことが必要になってきます。

なので、「徹底的にやり続ける」と書いているものの、ただ単に決めたことを「やり続ける」のではなく、あくまでもその時期の状況に合わせて修正していくことになります。

例えば、人材採用で言えば、コロナ禍より前の時は、リアルで会社説明会や選考を行うことが当たり前でしたが、予想されていなかったコロナ禍に入り、柔軟な対応が求められ、会社説明会や選考をオンラインなどで対応するなどの企業が出てきました。

このことは、当初、リアルで人材採用の会社説明会や選考を行うことが仕組みとしてできていたとしても、そもそもリアルで行うことが難しい状況になった場合、単純に、会社説明会や選考をやめるのか、それとも柔軟な考えのもと、オンラインで可能な限り置き換えできないかなどを考え、実行していく姿勢が大事だということです。

つまり、俗人的になっている状況を、仕組み化することで生産性や効率が向上する体制へアップグレードしつつも、おかれている状況に柔軟に対応できるように一度つくった仕組みに縛られすぎない姿勢も大事になってくるということです。

次回は、業績を上げる学び方についてお伝えいたします。