HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

高松 秀樹

ホーム > 高松 秀樹 > 記事一覧 > 第233回:コンロキャンセル生活

第233回:コンロキャンセル生活

2025/05/31

「富士通ゼネラル」は私の地元・川崎にある「富士通グループ」の電機メーカー。

そんな同社ですが「パロマ」の持株会社である「パロマ・リームホールディングス」による株式の公開買い付け(TOB)が成立したことを発表しました。

今後は完全子会社化される計画で、「富士通ゼネラル」は上場廃止へと向かうようです。

「パロマ」と言えば、1911年創業の「大手ガス機器メーカー」として歴史ある馴染み深い企業ですが、実は最近、若年層を中心に「コンロを使用しない」さらには「そもそも設置していない」人が増えていることをご存じでしょうか。

最新調査では、一人暮らしで「コンロがない・設置していない」と回答した人が「20代男性:27.7%、女性:20.3%」だったようで、コンロを使わない「コンロキャンセル」生活に移行する人がじわりと増え始めているのだとか。

考えてみれば、調理家電や調理器具、調味料などの進化に伴い、コンロを活用しなくても本格的な料理が作れるようになってきていますよね。

「コンロ離れ」は、企業にも広がり始めているようで、「住宅設備機器業界」では、「コンロキャンセル層」をターゲットにした新たなキッチンの開発が進んでいるようです。

時代変化とともに、暮らしの必需品も大きく変わっていきますね。