HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

益田 和久

ホーム > 益田 和久 > 記事一覧 > 第221回 新入社員のみなさんへ しんどくなるこの時期だからこそ

第221回 新入社員のみなさんへ しんどくなるこの時期だからこそ

2025/05/29

新年度が始まって1〜2ヶ月。まだ職場に慣れない中で、「仕事が思うようにいかない」「自分だけうまくできていない気がする」と不安になってしまうこともありますよね。
日経新聞の記事によると、実際に5月は新入社員向けの退職代行サービスの利用が最も多いそうです。
人間関係や仕事の進め方に悩んで、もう辞めてしまいたいと思う人が増える時期だと言われています。
でも、ここでちょっと立ち止まってみてください。

すぐに辞める前に、もう少し周りを頼ってみることを考えてほしいのです。
嫌になる気持ちは決して弱さではありません。
むしろ「助けて」と言えるのは、自分を大切にしようとする強さです。
先般日経新聞に掲載されていましたが、「困ったときに『助けて』と声を上げないと周囲は気づかない。
遠慮や我慢が美徳だと思わず、頼ることが大切」という言葉がありました。

頼るのは恥ずかしいことじゃないんです。
最初は緊張してしまうかもしれませんが、声をかけるときは「〜さん、ちょっとお時間いいですか?」と名前を呼んでみてください。
それだけで、相手も「自分に声をかけてくれた」と嬉しくなるものです。
断られてもいいんです。
感謝の気持ちを伝えることで、次のときに頼りやすくなります。
そんな小さな一歩が、きっとあなたの心を少し軽くしてくれますよ。

普段から何気ない雑談をしたり、顔を合わせて話す時間をつくったりするのも大切です。
何気ない会話が、頼りやすい空気をつくってくれます。
リモート会議などでは、終了後に「ちょっと話せますか?」と声をかけるだけでも、気持ちはぐっと楽になります。
実際、頼ることで信頼関係が深まり、結果的に仕事もスムーズになるという声は多いものです。

それでも、「面と向かって話すのはやっぱりしんどいな…」という日もありますよね。
そんなときこそ、チャットを活用してみてください。
気軽にメッセージを送れるチャットは、言いたいことを整理して伝えやすいツールです。
直接会うと緊張してしまうことも、チャットなら自分のペースで気持ちを届けられます。
相手もチャットだと返信しやすいことが多いですし、「助けて」と言うハードルが少し下がります。

周りを頼る一歩を、チャットでも大丈夫。
オンラインの力をフル活用して、自分の心と体を守っていきましょう。
仕事が嫌になる気持ちは自然なことです。
でも、「もう無理」と決めつける前に、少しだけ声を出してみませんか。
きっとあなたの言葉を待っている人は、必ずいますから。