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岩田 徹

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第33回 コリン・モリカワさん

2021/07/30

先日開催されたゴルフの第149回全英オープン。
日系米国人のコリン・モリカワ選手が初出場で初優勝を成し遂げました。

コリン・モリカワ選手は大学卒業後、2019年にプロ転向したばかり。
プロ2年目の選手ですが、プロ転向後は22試合連続予選通過。
この記録は過去30年間ではタイガーウッズ選手の25試合に次ぐ2番目の記録。
2020年8月にはゴルフのメジャー、全米プロ選手権を初出場初優勝。
2つのメジャータイトルを初出場で制したのは史上初と、
プロ転向後も輝き続けています。

米国男子のデータを見ると、
飛距離では114位と上位ではありませんが、
パーオン率2位、平均パット数5位、平均バーディ数1位、
フェアウェイキープ率11位と、
正確無比なショットで好成績を収めているようです。

専門家の解説によると、ショットが一定のリズムで安定しており、
18ホールを4日間回ってもフォームの崩れがない、とのこと。
それでも全英オープンの際はショットに乱れがある、
クラブの中心でボールを捉えられていないとのことで、
7番アイアンから9番アイアンの3本を変更したそうです。
本当に微妙な差なんでしょうが、その差に気づき、修正する力は素晴らしいです。

コリン・モリカワ選手はまだ24歳。
まだまだ先が楽しみな選手ですし、日系人ということで親近感も持てます。
松山英樹選手とともに、東京五輪での活躍も期待したいと思います。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

18ホールを4日間ラウンドするゴルフ。
歩行距離も1ラウンドで約10キロ、3万歩とも言われています。

4日間、集中と緩和の連続、緊張状態でのラウンド。
数センチ、数ミリの違いで大きな差が出ます。

仕事においても、安定して成果を出し続ける方には型があります。
繰り返し繰り返し鍛錬し、自分なりの型を見出すこと。
型があるからこそ再現性も高まりますね。

残念ながら私のゴルフには再現性がまったくありませんが。。。