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長谷川 満

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第238回 仕事は「努力」するな!~これからの時代の働き方とは?~

2025/07/02

「努力は美徳」

そんな価値観が、
いまだに根強く残る日本社会。


部活でも受験でも、
ビジネスの現場でも、
長時間取り組むこと、
苦労を重ねることが称賛されがちです。


けれども私は、声を大にして言いたい。

「仕事に努力はいらない!」

…いや、正確に言うならば、
「努力そのものには意味がない」。


意味があるのは、
「努力の方向性」なのです。


どれだけ一生懸命やっていても、
その努力がズレた方向を向いていたら、
結果は出ません。

むしろ逆効果になることすらあります。


これからの時代に求められるのは、
「経営者マインド」で働くこと。


これは、経営者になれということではなく、
ひとり一人が
「経営者のように考える視点」を持つということです。


経営者マインドとは、
たとえばこういうことです。

・時間をかけることよりも、成果が出ることを優先する

・自分の時間の使い方に「投資思考」を持つ

・全部やろうとしない。やらないことを決める勇気を持つ


つまり、「努力している自分」に満足するのではなく、
「結果を出すために、何に時間を使い、何をやめるか」
を冷静に判断する。


この感覚がないと、
いつまでたっても
「頑張っているのに結果が出ない」から抜け出せません。


経営者は、やること以上に
「やらないこと」を決めています。

これは現場社員にも同じことが言えます。


なんでもかんでも手を出すのではなく、
「今、最も価値がある仕事は何か?」を選び取る。


優先順位の高い仕事を、
あっさりと、でも確実に終わらせる。

そんな人が、組織の中で信頼され、抜擢されていくのです。


私の経験上、
「忙しそうにしている人」ほど、
優先順位があいまいで、
「やるべきでない努力」に
多くの時間を費やしてしまっている
ケースが少なくありません。


「頑張ってます!」の報告よりも、
「これをやらないと決めました」
「この1件に集中します」という報告の方が、
経営者にとってはよほど頼もしく映ります。


努力を否定するつもりはありません。

でも、努力すること自体を
『目的化』してしまう働き方は、
もうやめましょう。


必要なのは、「努力しない勇気」。

そして、「考える力」と「選ぶ力」です。


あなたの仕事における「努力」は、
ほんとうに成果に直結していますか?


経営者マインドで、
今一度見直してみませんか?



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