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加倉井 正和

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第238回 あずきバーの秘密

2025/07/01

今日から7月になりました。
まだ梅雨???
でも、もう外は夏ですね!

そして、今日(2025年7月1日)は、「半夏生(はんげしょう)」。

半夏生とは、二十四節気の一つで、夏至から数えて11日目頃の時期を指します。
この時期は、梅雨明け前の節目であり、農作業の目安とされてきました。
また、半夏生という名前は、この時期に花を咲かせるドクダミ科の植物「半夏(カラスビシャク)」に由来するという説や、葉が半分白くなる様子が「半化粧」のように見えることから名付けられたという説があります。

そんなプチ情報はさておき、暑いですね。
こんな日は、アイスが食べたくなります。

アイスというと、暑い日に食べると溶けるイメージがありますが、溶けにくいアイスを知っていますでしょうか?
今回のタイトルにもある「あずきバー」。
「肉まん・あんまん・ようかん」などでも有名な「井村屋」さんの商品です。

あずきは古くより、縁起の良い食べ物、健康の源として毎月1日と15日に食されています。
また、あずきをたっぷりと使用した「あずきバー」を食べて暑い夏を乗り切ってほしいという思いから本格的な暑さを迎える7月1日を「井村屋あずきバーの日」として制定いたしました。

あずきバーが生まれたのは1972年。
「あんの消費が落ち込む夏場に、あえてあんのお菓子を食べてもらう」というコンセプトで誕生しました。

そして、硬さの秘密は、以下の3つ。
・乳化剤や安定剤といった添加物を使用していない
・乳固形分が入っていない
・空気の含有量が少ない

しかも、昔と比べると固くなっているようです。
理由は、昔と比べて甘さが求められなくなり、甘さを抑えた結果、水分量が増え、その水分が氷になる割合が増え、以前と比べると固くなったようです。

もともとは、「ぜんざいをそのままアイスにする」という発想で作られているため、原材料は「砂糖(国内製造)、小豆、水あめ、食塩」のみで、乳製品や添加物を使っていないことも固い理由です。

ですので、寒い日は「ぜんざい」として食べられます。
「あずきバーぜんざい」
https://www.imuraya.co.jp/recipe/azuki/azuki_zenzai/

そんな固い「あずきバー」ですが、注意が必要です。
ホームページの商品ページには、赤文字で以下の文言があります。
※固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください。
※冷凍庫から取り出した直後にお召しあがりの際は、アイスが唇や舌にはりつき、場合によっては出血する事がありますのでご注意ください。
http://xn--imuraya-s33fuh.co.jp/goods/ice/c-azuki/azuki65/

そんな「あずきバー」。
よう噛んで食べてください。
ようかんも販売している「井村屋」だけに。。。

シンプルだからこそできる商品価値。
愛される理由ですね。

みなさま、暑いと言っても食べ過ぎにも注意してください。

ちなみに私は、「輪切りパインアイス」も好きです。