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星 寿美

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第153回 組織育成がうまくいかない本当の理由

2024/04/08

・社員が思ったように動かない!
・もっと意見やアイデアを出し積極的に仕事に取り組んでほしい!
・もっとスキルアップしてほしい!

さて、こんな時、あなたはどうしますか?少し、考えてみてください。
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その答えは、ここに集約されているのではないですか?

1【教育】研修・OJT・面談など
2【条件】お給料などの見直し
3【所属意識】理念やビジョンの徹底

みなさん、この3つのことを一生懸命に頑張っていることと思います。

実は・・・
この3つのことを頑張っているから、うまくいきません。
なぜなら、この3つのことは『外側からのコントロール』だからです。

私たちは、誰もが外側からコントロールされて育ってきています。
(例えば「宿題をしなさい」「学校に行きなさい」「就活しなさい」etc...)
人をコントロールすること・されることが『当たり前』すぎて、誰も意識すらできていません。

そして、外側からコントロールするから、どんどん受動的になると言うカラクリなのです。
それは、意識することができないほど習慣化されています。
そんな環境で育ってきた私たちだから、誰も悪くありません。

そう!
今までの教育は『正しい答え』があり『理想の形に教育する』という外側からのアプローチでした。

しかし、これからの教育は、自ら答えを見つけ成果を出せる人材を育てないといけません。
だから、外側からのコントロールに気づいて、やり方を変えていかなくてはいけないのです。
その具体的な『やり方』があります。

まず、教育には2種類あります。

従来型教育(=コントロール)
理想の答えがあって、それを教育してできるようにする。

自走型教育(=ありのままを受容)
関係性の質を高め、自走組織で結果を出し続ける。

これからは不透明な時代、正しい答えを教育するやり方では生き残ることはできません。
どちらかを選ぶ必要があります!

そもそも、自走組織とは、
『やらされ感なく』社員が喜んで目標数値を達成し続ける、お互いに成長し合える組織のこと
です。
そんな組織にどうしたら育つのでしょうか?5つのステップがあります。

<自走組織育成の5つのステップ>

ステップ1:『自走組織』の共通認識をもつ
ステップ2:『現場』で起こる問題を解決する
ステップ3:たった一つのルールを決める
ステップ4:自走組織ゴール会議を実施する
ステップ5:実践中に起こる問題を解決しながら数値目標達成する

実施にあたって大きな特徴が2つあります。

<特徴1>プロブレムこそカリキュラム

「いい研修だった〜!」と盛り上がって満足度が高くても、現場で活用できなかったり、成果に結び付かなければな〜んにもなりませんよね?

だから!
問題が起こった時こそチャンス!
満足度の高い研修を実施しながら、現場で実際に起こった問題を『具体的に解決する』そのプロセスで成長していく!
これが最大の特徴です。

人が集まりゃ、必ず問題が起こるもの。
その問題を解決していくから成長します。
実践こそが最大の学びです。

<特徴2>コントロールを手放す

コントロールを手放し、ありのままを受容しあい、マイナス感情を大切にしながら本当に大切な価値観や想いを言語化しテーブルに乗せる。

実は、やってみると、それが一番シンプルなのですが、習慣化されていないので、最初はちょっと難しく感じるでしょう。
誰もがコントロールをされて育ってきているから。

でも、そのコントロールに気づいて、習慣を変えていけば、もっともシンプルで簡単なことだと気づくはずです。

もう表層だけをなんとかしようとしたり、事なかれ主義で、なんとかなる時代はとっくに終わっています。
これからは『本質の時代』です。

もし、そんなことを感じていたり。

自走型教育(=ありのままを受容)
関係性の質を高め、自走組織で結果を出し続ける。

などに、少しでも興味がありましたら気軽にお声掛けくださいね。

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