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加倉井 正和

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第168回 プレイヤーより楽しかった

2024/02/27

今回も卓球の話題から。

韓国の釜山で開催されていました、卓球世界選手権(団体戦)が閉幕しました。

結果としては、
男子がベスト8
女子が準優勝(5大会連続の銀メダル)
となりました。

見事、男子も女子もパリオリンピックの出場権(団体、シングルス2枠)を獲得しました。
おめでとうございます!

共に最後の対戦相手は中国でした。

男子は、戸上選手の体調不良などがありましたが、
日本 0-3 中国
で、敗戦。

女子は、53年ぶりの世界一を目指しましたが、
日本 2-3 中国
で、惜敗。

とても見ごたえのある試合で、目が離せませんでした。

素晴らしい場面がたくさんありましたが、
特に印象に残っているのは、
伊藤美誠選手の試合後のインタビューです。

伊藤選手は、世界選手権の団体戦を4度出場していますが、(いずれも銀メダル獲得)
今回は2試合の出場にとどまり、ベンチで応援する姿がありました。

そんな伊藤選手が試合後のインタビューで、
「私が出場した中でも、過去最高に中国を苦しめたんじゃないかなって思います。私自身も本当に試合に出てる以上に楽しかった」と、振り返っていました。

プレイヤーとして第一線で活躍している伊藤選手(まだ23歳)。
自身が試合をしたいという気持ちもあったと思います。

しかし、インタビューで発した言葉には「満足感」みたいなものを感じました。
きっとチームが「一体となって戦った」ことからくるのではないでしょうか。
もちろん惜敗だったということもあるかと思いますが。


では、仕事ではいかがでしょうか?

自身がプレイヤーであってもなくても、
どうチームへ関われるか、
成果に繋がるどんな行動ができるか、
その先にしか得られないモノが、きっとあるのだと思います。

素晴らしいチームの一員として、味わいたい場面ですね。
「やっている以上に楽しかった!」