今回は、「どうやってゼロから人事部を立ち上げたのか?」の第四弾『スター誕生』について、書いていきます。
ゼロから人事部を立ち上げてから、新卒第一期生の部下と本格的な仕事として、「お客様アンケートを全社員に共有する『ほめる仕組み』」を生み出し、日常の業務としていくことにしました。
このお客様アンケートの情報共有は、とてもシンプルな内容ですが、何ごとも継続していくことが大事です。
私たちが始めてから、私が前の会社を退職する時点でも行っていましたので、かれこれ6年ほど継続されていました。
継続できたポイントしては、
1.ワクワクする内容
2.全員参加型
3.スターが誕生
です。
1.ワクワクする内容は、受け取った情報そのものがワクワクするような内容で、毎週、見ることを心待ちにできることがカギです。
全社員がほめ合える仕組みは、社員のモチベーションアップにつながり、更に切磋琢磨して成長していくきっかけとなりました。
そして、2.全員参加型ですが、全社員を巻き込みながら行うことで、実際にお客様からアンケートをもらうスタッフでなくても当事者意識が生まれてきました。
お客様アンケートの情報共有を社内メールというツールを使うことで、一方的に情報共有するだけではなく、お客様アンケートの内容などに対してみんながコメントをして、応援し合えるようになりました。
例えば、新卒社員が初めてお客様アンケートをもらった時など多くの人から応援のコメントが入り、ほめまくる風土もできてきました。
このお客様アンケートの情報共有で、みなが応援し合うことを自然に行えるようになってきました。
そして、最後に、3.スターが誕生です。
お客様アンケートの中で、お客様から直接コメントをいただく欄があります。
そのお客様からのコメントでおほめの言葉をもらうことは、通知表で好成績を残せたことと同じぐらい嬉しいものです。
お客様アンケートのおほめの言葉を毎週のようにもらってくるスタッフがいました。
そんなお客様からのお褒めの言葉を多くもらってくるスタッフがいい意味で目立って、スターとなっていきました。
私の前の会社は、全国展開している会社だったため、誰もが全員の顔と名前が一致するわけではありませんでした。
そんな状況でも、お客様アンケートの情報共有は、会ったことがない人でも距離を縮めることができ、スターを誕生させることができたわけです。
結果的に、「お客様アンケートを全社員に共有する『ほめる仕組み』」を開始してから、更に、社内にプラスの空気が広まっていきました。
思い起こせば、「お客様アンケートを全社員に共有する『ほめる仕組み』」をスタートできたのは、新卒第一期生の部下のひと言から始まったわけです。
◆次回へ続く!