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岩田 徹

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第18回 突破口を開く

2021/04/16

今週始め、嬉しいニュースが飛び込んできました。
プロゴルファー松山英樹さんがメジャータイトルであるマスターズで、
日本人として初めての優勝を遂げました。

過去にマスターズに挑戦した日本人は延べ33名。
132度目の挑戦で初めてのメジャータイトルの獲得をしたのです。
松山選手、おめでとうございます。

試合後の勝利者インタビューでコメントを求められた松山選手は、
「これまで日本人がメジャーで勝つことができなかったけれど、
僕が勝ったことで日本人が変わっていく。僕ももっと勝てるように頑張ります。」
と話されていました。

何度も何度も跳ね返され、何人も何人も実現できなかったことで、
いいプレーができても、いい順位まで行けても結局は勝てない、
という意識ができ上がっていくことはあります。

松山選手は最終日、「朝からずっと緊張していた。最後まで緊張しっぱなしで終わりました。」
とコメントされるほど、想像もできないほどのプレッシャーと戦っていたと思います。

かつて野球では野茂選手が投手として、イチロー選手が野手として、
サッカーでは中田選手、本田選手、香川選手が、
テニスでは錦織選手、大坂選手が突破口を開き、
その後に続く道筋を作ったと思います。

ゴルフの世界でも松山選手に続き、勇気や元気、希望を与えてくれる選手が出てくることを期待したいと思います。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

前例がないから。今のレベルでは無理だから。
過去にチャレンジしたけどダメだったから。

様々な理由で諦めていることはないでしょうか。
自ら勝手に高い障壁のように感じていたものが、
誰かの行動で意外とあっさり超えられることもあります。

その突破口を開くのは得てして先入観のない新人だったりします。
組織にある当たり前を当たり前と思わず、常に高みを目指していきたいものです。