静岡県浜松市に本社を置く、世界大手の輸送機器及び機械工業メーカーの「スズキ」。
主要市場のインドでの自動車とバイクの売れ行きが好調で、2023年の業績予想では、売上高は「前期比26.1%アップ」の「4.5兆円」とし、「過去最高」となる見通しです。
そんな「スズキ」が社外取締役にQちゃんこと「高橋尚子」氏を起用することを発表しました。
スポーツ分野の第一線を退いた後も「社会貢献活動に従事」してきた経験からのアドバイスをもらうため、とのことですが、「社外取締役ブーム」で、「女性、有名人、弁護士」など、とりあえず「多様性を表現」できる人材を起用する人事が流行ったことなどによる「社外取締役の形骸化」への批判が高まっている中での就任。
国会議員なら「客寄せパンダ」として、著名人が議員になるいう話はよくある事ですが、「大企業」となると比較的珍しいことなのかと。
当然ですが、「専門的知識」をある程度要求される役割ですし、「経営判断能力」も問われるポジションです。
web上では、期待よりも不安や疑問の声が多く上がっているように感じますが、今後の高橋尚子さんの実践により、評価が決まってくることかと思います。
名選手がお飾りとされてしまいやすい政治の世界とは異なり、ぜひ高橋尚子さんにはアスリートとしての実績に負けない「成果」を創出していただきたいと応援したいです。(私、アスリートとしての、Qちゃんのファンなのでございます)
ちなみに、冒頭、インドが主要市場と申しましたが、「スズキ」の四輪車は、昨今、乗用車市場が急成長を遂げているインドに置いて「シェアNo.1」です。
2021年度、およそ「300万台の販売台数」のうち、「スズキ」が占める割合は「43.4%」。
「世界を知る社外取締役」と共に、さらなる飛躍を期待したいですね!