相手に何か行動を促すとき「行動しなさい!」と指示命令して動かすよりも、自分で考えて、自ら動いて欲しいですよね?
しかも、その行動というのが、その人にとってメリットがあることでも、言い訳をして動かない・・・
例えば、
・新しいシステムを導入する(効率が良くなって自分が楽)
・新しい制度を導入する(生産性が上がり成果につながる)
・資格試験や勉強などにチャレンジする(仕事に役立つ)
などなど・・・
自分自身にとってメリットがあるようなことでも。
・忙しくて、それに割く時間がない。
・これ以上、仕事を増やしたくない。
・めんどくさい。
などと言って、動かない(動けない)人、多いですよね?
そんな時に、とっておきのストーリーがあります。
私は、研修の最後などに話すことが多いです。
実は、このストーリーは遠藤晃顧客教育研究所株式会社の遠藤晃氏から教わりました。
それ以来、気に入ってよく使っています。
とても短い小噺なので、考えるキッカケを作りたい時に、ぜひ使ってみてくださいね。
地獄の話
ある時、神様がやってきて、
ある男に言いました。
「お前を天国に連れて行ってやろう!」と。
「ほんとですか!嬉しいです。じゃどうしたらいいですか?」
「お前に仕事を与える!
この布を切りなさい。切り終わったら天国に連れて行ってあげる」
「お安い御用です!」
そう言って男は来る日も来る日も送られてくる布を切り続けました。
ところが、いつまで経っても布を切り終わることができません。
それを見かねた周りの人たちがその男にアドバイスをしました。
「ねぇねぇ、あなた。早く布を切り終わりたいんだったら、まず、そのハサミを磨いたらいいんじゃないの?」
男は言いました。
「何言ってるんだ!俺は布を切るのに忙しいんだ。
ハサミを磨いている時間なんてないんだ!ほっといてくれ」
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地獄だなって思うんですけれど、みなさんの場合はどうですか?
↑ここまで
このようなストーリーを上手に使って、ぜひ、自分ごとで考えていただきましょう。研修の後に使うと、反応いいですよ!
私は、元保育士なので、子どもが聞いているかのように臨場感たっぷりでお話しします。そういう雰囲気作りも大事かもしれません。ぜひ使ってみて、どんな反応だったら教えてくれたら嬉しいです!