株式会社サティライズ 代表取締役 遠藤 徹様(其の1)
今回の対談は、株式会社サティライズ 代表取締役遠藤 徹様にご協力頂きました。
株式会社サティライズ様は、中部地区を活動の拠点としてサイボウズの導入支援やインフラ構築、その他ITソリューションを提供されております。
今回は株式会社サティライズ様の会社紹介と共に創業ストーリーをお届けいたします。
金山:最初に会社についてお尋ねしたいのですが、株式会社サティライズはどのような会社になるのでしょうか。
弊社はですね、2008年に創業した会社なんですが、サイボウズを得意とした会社としてスタートしたんです。
今はかなりメジャーですけど、私自身2003年からサイボウズの販売をしていたので、サイボウズの導入をきっかけにお客様の社内のインフラ構築までお手伝いしています。
例えば、サイボウズの導入をドアノックとしてサーバー入れて、VMwareで仮想化して、そうするとバックアップ必要だねとか色々出てくるので、SI(システムインテグレーション)を提供していく。
簡単に言うとそんな会社ですね。
金山:会社を創業したきっかけを教えて頂けますでしょうか。
前職がメーカー系にいたんですよ。
重電メーカー系の子会社なんですけど、そこで属に言う外販の営業をやっていたんです。
親会社から仕事をもらうだけの会社だったんですが、当時の社長がグループ会社だけじゃなくエンドユーザーと直接商いをやりたいと言って、外販部隊を立ち上げたんです。
そこで外から請負の仕事を取ってきたりしていたんですが、何か光るものが必要だよねということでサイボウズを扱うようになったんです。
当時外販事業は好調で数字も上げていましたし、エンドユーザーもたくさん抱えていました。
ただ、社長が交代したのもあって、外販事業の撤退が決まったんです。
親会社との関係性もあったのですが、会社方針でそのような決まりとなったので、見切りをつけて退職することにしたんです。
知り合いの社長さん(実はクラスキャット佐々木社長です)に背中を押されたのもありますがそれが独立のきっかけですね。
ただ、事業撤退するにあたって顧客の引き継ぎが必要だったのでリストを作って持って行ったんです。
すると、顧客によっては売上規模などで引き継ぎができないという顧客が出てきてしまいました。
なので、引き継ぎしてもらえない顧客をできるだけ独立後は僕の方で対応できるようにしていこうと準備を進めました。
金山:そうすると、会社の立ち上がりとしてはスムーズに立ち上がっていった形なんでしょうか。
会社の設立が2008年4月でしたので、その年の8月にリーマンショックの影響がありましたね。
ある程度見込んでいたところに関しては、ほとんど凍結状態でした。
かなりしんどかったです。
案件として提案とかは進んでいたんですけど、それどころじゃなかったんですね。
ただ、創業当初はひとりだったので、一緒にやっていたメンバーも知り合いのフリーランスの方でしたし、後に合流するメンバーもタイミングは少し後だったので何とかなりましたよ。
金山:なるほど。
IT業界もかなり大きな影響を受けましたもんね。
1期目赤字スタートで2期目で債務超過までいきましたからね。
3期目以降はずっと黒字ですけど、ある意味良い準備期間になったんじゃないですかね。
仕事がなかったので提案活動に力を入れていました。
会社ごとにソリューションマップ作って提案をしたり、競合がやらないところまで踏み込んでやっていたので、それが会社の強みにもなりましたしね。
金山:素晴らしいですね。
今の会社の活動の原点にあたるお話しですね。
事前にホームページを拝見してましたが、“お客様の「ありがとう」が私たちの最高の瞬間です”という言葉が印象に残りました。
きっと創業時の体験からくる会社の価値観なんですね。
次週は会社設立前のキャリアについてお話しを聞かせてください。
今週は株式会社サティライズ様の会社紹介と創業ストーリーをお届けしました。。
次週もお楽しみください。
会社情報
会社名:株式会社サティライズ
本社:愛知県名古屋市東区葵一丁目1番地22号 KT葵ビル 6階
事業内容:
(1) システムインテグレーション&コンサルティング
(調査・提案・企画・設計・導入・運用)
(2) ハードウェア・周辺設備及びソフトウェア構築・販売