たくさんの人との出会い関わりを持つ中で、人間関係に悩んだことはありませんか。
「好き」や「嫌い」までいかなくても、「好感が持てる人」「苦手な人」はいると思います。
第一印象の重要性を証明したメラビアンの法則というものがあります。
これは「第一印象は出会って数秒で決まる」ということと、初対面の人について、言語、視覚、聴覚で矛盾した情報が与えられたとき、どの要素を優先して判断しているかを調べた結果、「視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%」になったというものです。
もちろん、最初からではなく徐々に気持ちが変化していくこともあります。
「嫌いな人」「苦手な人」と時間を共にすることは、きっとストレスに感じる出来事になるでしょう。
私が実施している体験型研修では、はじめましての人やあまり知らない人同士が集まって実施することもあります。
研修を受講する意識があるからか、初めから好き嫌いを表すような方はあまりいませんが、時間が経つにつれ「この人はこうかな」と徐々に印象が付いていきます。
体験型研修では、「素」の行動がでやすくなります。
楽しみながら学ぶ雰囲気もそうですが、実施するアクティビティからも影響があります。
例えば、「自分を発信する」「共通点を見つける」など自然とコミュニケーションが多く発生するからです。
コミュニケーションは一方通行では成り立ちませんので、もちろん「相手の話を聞く」ということが自然と必要になります。
課題解決の実施後には、振り返りにて「自分の行動」や「メンバーの行動」、「あの時に起こった事実」などを言葉にしてチームで共有します。
そんな活動を通して得た情報とチームでの行動を見てメンバーの印象が付いていきます。
余談になりますが、参加者ではなく外から見ている人達から良く出る言葉は、「意外な一面がみれた」ということがよくあります。
話を戻しますと、
みなさんの「好き嫌い」を判断している材料が適正かどうかです。
その人の考えやオモイ、行動などの知らないこともあるかもしれません。
もしかしたら、相手を知ることでストレスが軽減されることもあるかもしれませんね。
体験型研修では、自分の行動を振り返り、気づきを得ることができます。
いまさら出来ないことも、疑似体験なら出来ることがあります。
相互理解を深めることで、自分の行動が変わるきっかけになるかもしれませんね。