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塩崎 俊樹

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【第74回講座】人からロボットへのシフト

2022/05/12

ファミレスなどの大型店を中心に最近新たに増殖しているのが配膳ロボットです。
さらに、注文においてもコロナを機に増殖しているのがモバイルオーダーシステム。
そしてセブンイレブンなどコンビニでも中心になって来ているお会計の自動システム。

そんな人の手によらない配膳や注文、お会計のシステムが飲食業界に広がっていく中で、お客様の価値観も少しずつ変化していっています。
今はまだ各サービスに慣れていない人の方が多い状況であるため、まだ違和感を感じる人や慣れなくてサービスが悪いと感じる人もいます。

この状況はいずれ当たり前になっていくことと捉えています。

スマートフォンが普及し始めた時もそうでありました。
スマホでのサービスに対して当初は、使いにくい、わからないがありました。
しかし、スマホが普及していくにつれ、逆にその対応ができないと仕事において非効率になり、お客様に迷惑をかけてしまうようになっていきました。

その変化の兆しから普及までのイメージを先読みして、対応していくことが飲食店でも求められます。

人を介さない対応でも行列店が作れる

これらのロボットやコンピューターへのシフトはなぜ起こっているのか?そのことを考える必要もあります。
根本的な原因は少子高齢化による飲食店で働くスタッフの減少による人不足です。
そしてスマートフォンの普及とコロナが影響し、非接触による対応が安心感を届ける世の中になったことです。

どちらも社会の変化があり、その変化の中で生まれ、それをよしとするユーザーが増えたことで、今どんどん増殖しているのです。
そんな社会から変化していく中で、飲食店はどうあるべきでしょうか?

社会や外のお客様が変わっていく状況に対して飲食店も変わることが求められています。
今はまだ変わらなくても大丈夫な可能性もあります。
しかし、気づいた時には、手遅れになっている可能性もあります。
社会がとっくに先の世の中に変わっている中で、変わらなくていいはずはありません。

そういった変化の中でもそれぞれをうまく組み合わせながら行列店を作るお店も出てきています。
特に看板商品の育成に注力し、新規集客に力を入れているお店ほどこの傾向が生まれています。

経営において求められることが変わってきている。
この変化を感じ取り、先読みしながら次への時代に向けた対応を少しずつ取り組んでいくことが今求められています。

☆今日の質問☆
あなたのまわりでここ1年、2年で明らかに変わった街のサービスの習慣はありますか?