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豊岡 厚惠

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第33回 リーダーと今どきの社員とのギャップ

2022/04/20

新年度は新入社員を迎えたりと何かと忙しいですね。

そこで今回は
<リーダーと今どきの社員とのギャップ>についてお話ししたいと思います。



「えっ、そんなことも知らないの!?」

「それって、常識でしょ!?」

「何考えているかわからない…」

と、悩みを抱えるリーダーも少ないでしょう。


それもそのはず。


リーダーの皆さんが育ってきた時代と、

今どきの社員(新入社員)が育まれた時代背景は、

教育はもちろん、物の考え方にも大きな違いがあるのです。



では どうすれば良いのでしょうか?



そんな時のポイントは!


ズバリ! 「違いを受け入れる」ことです。


彼らは、情報が溢れすぐに答えが見つかる時代で育ったため、

深く「考える」ことが苦手で 「受け身」傾向にあります。

ようするに、
指示されたことを ほどほどにするのです。


なぜなら、

ご存知の通り、小学校から”ゆとり教育”で育った彼らは、がむしゃらに頑張れば評価される!

といった体験があまりなく

「こんな感じでいいかな・・・」と自己基準で、本来持つ能力を発揮せず、終わらせてしまうことがあります。

また、SNSなどのネット環境が当たり前で育ったこともあり、

文字でのコミュニケーションが慣れっこになっていて、

目立った発言をすると、非難や批判の対象となるため、なるべく目立たないように、
周囲の空気や上司の顔色を見ているのです。

ですので、
気の許せる人にだけ本音を話す といった傾向があり、

「何考えているのかわからない」、と上司が嘆く理由がここにあるのです。



だからこそ、

『自分のことをわかってくれる』
『認めてくれる』
『気にかけてくれる』

といった上司には、心を開いて、「この人なら信頼できる」と判断するのです。


そこで、そんな社員さんに、自分で考え、主体性を発揮できる社員に育成するために

私の研修でも効果抜群の 「ある」方法を お教えします。



それは、

「振り返り」を書いてもらうこと。


何を学んで、どのような“気づき”を得たか、
自分が実践することは何か、
何のためにそれをやり、どうなっていきたいか、

といった目的や目標など、

書いて 「考える習慣」を持ってもらうようにしています。


そして、

その内容にフィードバックをし、関係性を築きます。



ちなみに、会社なら「日報」を書かせることもお勧めです。


ここで、注意なのですが、

書かせて終わり、

ではなく、手間でも フィードバックをしてあげることが大切です。

もちろん、認めるメッセージは必須です(笑)

「がんばっているね、ありがとう」
だけでも心の栄養になるはずです。
彼らが本来の能力を発揮し、主体性を発揮していけるなら、

その ひと手間を惜しまないことです。



是非試してみてください。


今日もご覧いただき、ありがとうございました。