2020年10月に、政府が「2050年カーボンニュートラル宣言」をおこなって以来、その実現に向けた動きが加速していますが、その主となる目的はCO2の排出を減らすこと。
そんな状況下で、注目されているのが「藻」です。海や川に生息する「藻」ですが、CO2の吸収源としても、バイオ燃料の原料としても注目されており、そこに目をつけた “ある大企業” が独自の「藻」を3月30日に発表したのです。
その名も「Honda DREAMO」。
実は、開発したのは「本田技研工業株式会社」。オートバイの販売台数、売上高は世界トップ、自動車部門も世界有数の売上を誇る、大手輸送機器メーカー「ホンダ」が、「藻」の研究開発をしていることはご存知でしたか?
クルマやバイクなどで世界に知られる「ホンダ」がなぜに「藻」の研究を進めているのかと言うと、2007年に新卒入社した現・研究リーダーの想いが発端だそうです。
彼女は、採用面接時に「ホンダはCO2をたくさん輩出しているのだから、吸収する義務がある!」と語り、入社後も「藻で世界を救えるかもしれない!」との熱い思いを周囲に伝え、自動車部品を作る作業場の片隅で、予算1万円から研究をスタートし、先日の発表にまで繋げたのだそうです。
わたしのクライアントである某メーカーにも「僕はこの会社の社長になることを通過目標としています!」「過去を見れば、この会社のトップになることができれば、経団連のトップになることも可能です」「僕は経団連トップになって、この国の経済改革を進めたい、それこそが僕の目標です!」新入社員研修時にそう熱く語った方がいます。彼は今でも熱い思いを忘れることなく、頑張っているようです。
多くの新社会人と出会う季節になりましたが、ひとりでも多くの方が「入社時の思い」を叶えられるよう、情熱を持ち続けていただきたいですね。