サッカー日本代表がオーストラリア代表に勝利し、
7大会連続のワールドカップ出場を決めました。
本当によかったです。
最終予選の初戦、ホームのオマーン戦でまさかの敗北。
そして3戦目のアウェイ、サウジアラビア戦でも敗北し、3戦して1勝2敗。
上位との勝ち点差は6と後がない状況まで追い込まれました。
ついに連続出場が途切れるかもしれない、と感じるくらい、
これまでと違い、アジアで強さを発揮できない状況でした。
ここまで追い込まれるとやはり監督解任論や、ミスを犯したり、
パフォーマンスが発揮できていない選手へ批判が集中します。
特に敗退してもフォーメーションもメンバーも変化の乏しい
森保監督への批判は激しいものがありました。
逆の立場で考えると、とてもではないですが耐えられないものだと感じるくらい、
批判が集中していました。
その時、過去に日本代表監督も務め、ワールドカップでも指揮をとった
岡田武史さんは、森保監督にこう伝えたそうです。
「成長する時は、困難や失敗の後。批判は自分を成長させてくれる。
ただ面白いことに批判する人は成長しない。
だからこそ、自分の成長を投げ打ってまで批判してくれて、
自分自身を成長させてくれる、ありがたいことなんだ。」
並大抵のプレッシャーではなかったと思いますし、
集中的に批判を受けて、まともな精神状態でもいられなかったと思います。
それでも選手を信じ、チームを信じ、敗退した時は責任を取る、
という強い腹のくくりで窮地を乗り越えた森保監督。
ワールドカップ出場決定、おめでとうございます。
本番での日本代表の活躍を楽しみにしています。
〜中小企業の採用・育成のヒント〜
エスカレーター式に右肩上がりで人は成長しません。
数々の失敗、苦悩を乗り越えた先に成長があるという階段式だと思います。
批判を乗り越えた人には成長があり、批判だけする人は成長しない。
自分の成長を捨てて他人を批判する前に、周囲や環境の責任にするのではなく、
自分に矛先を向けて状況を打開する。
以前、大変お世話になった経営者の方に、
「不平・不満を言う人は必ず不幸になる、という3不の原理原則がある。」
と教えていただきました。
まさにそう感じた、岡田武史さんの言葉でした。