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益田 和久

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第51回 同窓会こそオンライン

2022/02/24

10年ほど前から、母校(故郷鹿児島の出身高校)の同窓会活動のお手伝いをしております。
本体鹿児島も大きな組織なのですが、東京、大阪、名古屋、福岡、熊本に拠点もありまして、必要に応じて連携しています。

私の所属する東京の組織は、様々な活動(イベント)を行っています。
年1回の総会、会報の送付、母校の高校生が修学旅行で上京時の職場見学、学生向けの就職相談会、首都圏開催の地域伝統行事(お祭り)、合唱団、ゴルフ懇親等々、同窓のつながりを価値的にするイベントがラインナップされています。
単なる飲み会ではなく、それぞれに目的があり、世代を超えて関わり合う内容なので、参加されている方からは高い評価をいただいています。

今回、新しい企画として「ビジネス交流会」というものを立ち上げました。
そもそも同窓会は、しがらみを気にせず、青春時代の想い出を話材に中心として楽しく語り合うという趣旨のものではありますが、会員さんから「せっかく世代を超えた多くの人が参加しているので、仕事の話も聞いてみたい」「同窓の縁をきっかけにビジネスでもご縁があってもいいと思う」と言った声も、ちょくちょく寄せられてはいました。
そこで数年前から、異業種交流会のようなイメージで準備は進めていたのですが、収束のみえないコロナ禍の状況を考慮して、この度オンライン開催に踏み切りました。

内容的にはシンプルで、卒業生2名にスピーカーをお願いして、それぞれの講演と対談というものです。
スピーカーのお二人は、社名や立場が著名ということもあり、多くの方が視聴されていました。
オンラインということもあり、全国津々浦々からので参加。
またスピーカーのお一人は現在海外在住でしたので、お打ち合わせから当日配信も勿論オンライン。
日頃から世界とオンラインでやりとりされていることもあり、音声や映像のクォリティも問題なし。
さすがに配信会場はそれなりのところを設定しましたが、オンライン配信に詳しいメンバーもいますので、当日運営もスムーズにできました。

海外と中継をつないで、全国各地からオンラインで大勢の人が参加するという同窓会行事は、少し前だったらとてもハードルが高かったような気がします。
同窓会というと、正月やお盆に帰省したときや、転居に伴う歓送迎会を開くときに「特定の場所に集まる」というものでしたが、オンラインコミュニケーションの普及により、どこからでも気軽に参加出来るというものに変わってきました。
たまにしか会わない同窓会だからこそ対面でという考え方もありますが、遠く離れているからこそ、たまにしか会えないからこそ、オンラインというツールを駆使して、機会損失にならないようにするという考え方もできると思います。
オンラインツールも日進月歩で進化しています。
更に合理的、効果的な使い方を模索しながら、なかなか会えない人との絆を深めていきたい、そう感じた先週末の同窓会イベントでした。