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豊岡 厚惠

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第28回 言葉にして伝えることの大切さ

2022/02/02

前回は、社員スタッフが、自発的に行動するようになるのは、いかに日頃からの関係性が重要かということをお伝えしてきました。

そして誉認励(よにんれい)で、しっかり存在を承認し、日頃の労を労う。

良いことは、良いと口にして伝えることがとても大切です。

言わなくてもわかるだろ、と思われる方もいらっしゃいますが、

いえいえ
「わかりません」(笑)

思っているだけでは伝わらない

きちんと言葉にして伝えて初めて、あなたの気持ちが伝わるのです。

心の中で社員スタッフ、部下のことを評価していたとしても、
言葉にしてその思いを伝えないと、

相手には評価されているということが伝わりません。

これを読んで下さっっているあなたは、
「ちゃんと伝えていますよ」という方もいらっしゃると思います。
そんな方はきっと、部下とのコミュニケーションも良く、
関係性も良いのではないでしょうか。

「伝えること」を軽視すると、思わぬ誤解や疑いが生じたりする場合があります。

気持ちを伝えていないと

部下は
「どう思われているのだろう」
「何考えているのかわからない・・・」

と、ネガティブな思考で捉えているようです。

(アメリカの心理学の研究から、人は一日に約6万回もの思考をしていて、そのうちの約80%はネガティブな考えをするそうです。)

私は、ホテルやレストラン、買い物に行った際など、
応対してくれた人の対応が感じ良かった時や、 その方の笑顔が素敵だなぁと感じたときなどは、必ずその思いを伝えるようにしています。

「素敵な笑顔ですね~」 
「配慮あるご対応ありがとうございます」
「良い応対して下さり嬉しいです」 

誉められた相手は、どうなると思いますか?

表情が更に明るくなり、満面の笑みを浮かべられて
嬉しそうに「ありがとうございます!」
とおっしゃり、その場で良いコミュニケーションへと発展していきます。

更には、お客様に誉められたことで、自信となり 
又、次のお客様にも自信をもって同じように良い応対をしていただけるようになります。

こうして愛ある発言、「言葉」によって、
人が生かされ、
仕事が生かされてきます。

私自身も昔、アルバイトをしていたころ、お客様の言葉に生かされたことがあります。

女性のお客様から
「あなたがいるからこのお店に来るのよ」
「あなたに運んでもらえるとコーヒーがおいしいんです」

その言葉が、どれほど嬉しいことでしょう。
感激のあまり顔をくしゃくしゃにして喜んだ記憶があります。

その言葉は、まさに「承認」の意味を持つからです。

その言葉は、さらなるやる気につながり、仕事へのやりがいにもなっていきました。

『良いと思うことは言葉にして伝える。』

 それが相手を生かすことになるのです。 

あなたはいかがでしょうか。

今回もお読みいただきありがとうございました。