サッカーワールドカップ2026のアジア予選。
日本代表は史上最速で本戦出場を決め、
最後2戦を余裕を持って戦うことができることになりました。
森保一監督が最後の2戦のメンバー編成を大きく変更し、
若いパリ五輪世代のメンバーも多数招集するなど、
目標であるワールドカップ優勝へ向けて進んでいるようです。
三苫薫選手をはじめ、これまで主力として活躍してきたメンバーを大胆に休ませ、
さらなる戦術の普及と浸透、そして新戦力の発掘を兼ねて、
全体的な戦力の底上げを行なっているようです。
今回選ばれた若手メンバーはアピールをし、代表定着を狙いたいところです。
もちろん今回選ばれなかったレギュラークラスの選手を逆転するのは簡単ではないですが、
現段階で日本トップクラスの選手たちが招集されています。
高いレベルでのレギュラー争い、メンバー争いは本戦に向けてプラスになると思います。
今回選出されたメンバーで代表のレギュラークラスである久保建英選手。
森保監督がメンバー選出の際に語っていた久保選手を選んだ理由を聞き、
日本サッカーの未来を見据えた素晴らしい選出だと感じました。
森保監督は、久保選手の今年の活躍を見れば、今回選出しなかった選手と遜色はなく、
本来であれば選出せずに休ませる対象となる選手とのこと。
ただ、今回チャンスを与える若手選手は日本代表としての経験値は浅い。
その中で久保選手には若手を引っ張るリーダーとしての役割を担ってもらいたい。
そんな狙いがあっての選出だと語りました。
日本代表として戦えるのは1年の間で限られた回数しかありません。
ましてやワールドカップ予選というさらに本気の場で、
国を代表して戦う機会は滅多にありません。
だからこそ若手には自身の実力でチャンスを掴み取ってもらいたいし、
ここから先の日本代表でも長く主力となる可能性の高い久保選手にも、
中心選手としてチームをいかに引っ張り、まとめ上げるか。
そういった経験も積んで欲しいという森保監督の期待の表れだと思います。
今回の2試合は消化試合ではありません。
対戦相手は本戦出場を賭けた、それこそ命懸けの本気モードです。
こういった相手にどこまで戦えるか。
来年のワールドカップでの活躍やメンバー選考を考える上でも大事な2試合です。
日本代表の戦いぶりに注目したいと思います。
経営においても、次代を見据えた抜擢、未来のリーダー候補への期待など、
刻一刻と変化する状況の中で、より強い組織を構築することが求められます。
どういった人材にチャンスを与え、誰にリーダーの役割を期待するか。
今回の日本代表の選出を自社に置き換えて考えてみるのはいかがでしょうか。