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加倉井 正和

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第60回 出る杭は打たれる

2022/02/01

「出る杭は打たれる」。
よく日本社会の風潮を表すことわざとして使われています。

ことわざの意味としては、
才覚をあらわす者は妬まれ、妨げられ、憎まれることのたとえ。
また、出過ぎたふるまいをすると非難され、制裁を受けることのたとえ。
とされています。

人より抜きにでて頭角を現す人は、他人から嫉妬されたり、邪魔されたり、憎まれたりすることがあるということです。

会社内だけでなく、学校やグループなどでもこのような状況が起きる可能性があります。
自分よりできる人への嫉妬心が、その人を排除しようとしたり、攻撃したりしてしまうという状況です。

また、余計なことや、さし出たことをする人は、他人から非難されたり、制裁を受けたりすることもあります。

嫉妬心とは別に、自分や仲間たちとは違う考え方や行動を取る人を、非難したり、排除しようとする状況です。

この風潮の根底には、違うものに対する不安や同調圧力が働いているかもしれません。
「長いものには巻かれろ」ということわざもあるぐらいですから。

そんな世の中では、
“いじめ”はなくならないかもしれませんし、
“イノベーション”も起きにくいのかもしれません。

何事も“初めてのこと”に抵抗感だけを感じるのではなく、
“受け入れる”ことや“尊重する”ことも重要だと思います。

松下幸之助さんの、
「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない」
という名言がありますが、
打たれる頻度は少ない方が良いですね。

体験型研修では、自分の行動を振り返り、気づきを得ることができます。
“出る杭”にチームとして個人がどのような行動するかが体験できます。
自分の行動を見直して、変化するきっかけに繋がるかもしれません。