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星 寿美

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第187回 キラキラしている人が、どうも苦手だという人へ

2024/12/02

ここでいう『キラキラしている人』というのは、「SNS映えするような華やかな生活を送っているように見える人」のことではありません。
そういう人たちは、もう全く別のカテゴリーで、私とは全く接点がないんですよね(笑)
それは、現実よりも、よりよく見せたいという『承認欲求オバケ』な人たち。

じゃぁ、ここでいう『キラキラしている人』ってどんな人なのか?
「自分の経験を語り、共感を集めることに長けている人」を指しています。
言語化が難しいけれど。

言いたいのは、愛されて育ってなくても大丈夫ってこと!

愛されて育っていないと、土台がぐらぐらしちゃう。
自分の根っこの伸ばし先が見つけられなくて、それだけでも本当に本当に!大変なんです。

で、愛されて育った人・愛を知っている人は、この大変さを1mmだって理解できない。
だって、愛があるのが空気を吸うのと同じくらい当たり前だから。

だから、そういう集団の『感動』などに振り回されなくて大丈夫だよ!っていうエールの記事です!

「あの人は、みんなから応援されて、愛されてる。」
「でも、話を聞くと、なんか深みが感じられない。」

なのに、みんなが『すごい!』って、絶賛している。
そんな姿を見て、モヤっと感じる人こそ、深い人生を歩める人です。

家族からの愛情を受けて育った人は、それが当たり前なので、そういう雰囲気を自然にまとえます。
そこに本人のキャラクターや努力が加わって、みんなから応援されたり愛される、そんな素敵な人になるでしょう。
そして、それはとても素敵なことだと思います!

でも、その人のストーリーって、「え?それが何?」という些細すぎる話だったりします。
なのに、周りの人が大絶賛!
この周りの多くの人の反応に戸惑うことがあります。

そして、その時に周りに集まっているほとんどの人が「すごいすごい!」って絶賛していると、そう思えない自分の方がおかしいのかな?なんて感じてしまうことも。

現代社会では、比較的平和な時代を過ごしている人が多いので。
また、そういう人たちは、そういう人が集まるところで暮らしてもいるので。

過酷な運命を乗り越えている人が、実は多いにも関わらず、全体から見ると割合が少ないのかもしれません。

たとえば「死ぬことを考えたことがある」ということを、さも『自分だけが特別!』というくらいの勢いで話す人がいます。
もちろん、その本人にとっては、大変なことだったとは理解します。
が、いろ〜んな状況の人たちがいるはずなのに、平均的な人たちが世論になり、常識になり、流行りに乗る。
だから、『より多くの人が感動するストーリー』が絶賛されたりするんです。

でも、全く気にしなくて大丈夫!

多くの人に理解されない方がいいんです。
本当に辛いこと、過酷なことを乗り越えた人の笑顔は、本当に輝いて、人を癒したりパワーを与えたりする力があります。
その本人が全く意識していなくても!

静かに、無名で、幸せに暮らしているだけで、その人の人生は深いし、周りにも素敵な影響を知らず知らずに与えているんですよね。

だから、もやっとする気持ちはわかるけれど、しなくても大丈夫!人生には深さがあって、乗り越えた分だけ深まるから。
そして、その深めた分だけ響きあえるのが人間。
人数は、少なくても同じ深さの人と響きあえればいいんです。

今回は、本当に一部の人へのエールの記事でした。

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