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長谷川 満

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第37回 ミスマッチングしない人材採用5ヶ条!

2021/08/25

今回は、人材採用に関する大きな悩みになっていることについて、書いていきます!

以前は、人材募集をしても、応募が全くないという悩みもある経営者の方も多かったと思いますが、今は、コロナ禍になって業界によりますが人材募集をすれば、応募が予想以上にくる時代になりました。

人材採用において、大きな悩みごととして、自社に合った人材が採用できないということがあります。

人材採用において、「ミスマッチングの防止(自社に合った人材を採用する)」に頭を悩まされておられる経営者や人事の方が多くいらっしゃいます。

では、人材採用の「ミスマッチングを防止」するには、どうしたら良いのでしょうか?

そこで、人材採用「ミスマッチングを防止」5ヶ条をまとめました。

1.求人情報(求人広告など)に良いことばかり書かない
2.会社内を見せるなど、できる限り、オープンな姿勢で採用を行う
3.経営者や人事だけではなく、いろいろな社員に採用業務に関わってもらう
4.社長が全面的に人材採用に関わる(大企業は除く)
5.「経営方針書」を会社説明会や面接などで配布して、参加者に見てもらう

では、少し解説をさせていただきます。

1.求人情報(求人広告など)に良いことばかり書かない
今は、コロナ禍になり、業界によりますが人材募集をすれば、応募者は、比較的集まりやすい時代ですので、いかに応募者を減らして、効率良く人材採用ができるかが人事としての腕のためしどころです。

そのために、以前のように求人広告でやたらめったら良いことばかりを載せて、応募者を増やそうとすることは、人事業務を非効率にするだけになってしまいます。

本来、人材採用はシンプルに言うと「自社が求める人材を必要な人数採用すること」です。

人材の応募を増やすことや応募者の感情をくすぐる豪華な映像をつくること、ド派手な演出をした選考方法などは、あくまでも人材採用のオプションでしかありません。

これらのことは、お金と時間に余裕がある企業のみ、行っていれば良いことです。

求人情報(求人広告など)には「自社の現状足りないこと、業務は厳しいこと」と「自社の志・夢・理念」と「本当の求める人材像」を書かれることをお勧めいたします。


2.会社内を見せるなど、できる限り、オープンな姿勢で採用を行う
これは、会社説明会や面接の場面で、会社内を見せるということです。

多くの会社では応募者に対して、見せられないものや見せたくないものがあるため、会社の中を見せない会社が多いのでしょう。(セキュリティー関係は、除く)

そんな会社が多いということは、逆に会社をオープンに見せれば、他社との差別化になり、好印象。

会社の雰囲気を見てもらえれば、その会社の風土に合う応募者だけ残り、風土に合わない応募者は自ら去っていきます。

これだけでも、面接をせず自社に合う人のみ残ることになるので、とても効率の良い人材採用になります。


3.経営者や人事だけではなく、いろいろな社員に採用業務に関わってもらう
人事のミッションは「自社が求める人材を必要な人数採用すること」です。

ただ、ここに落とし穴があり「自社が求める人材」というのは、なかなか見えにくいので、ついつい「必要な人数」にフォーカスしてしまいがちです。

そうすると「必要な人数」を確保することに躍起になって、「自社が求める人材」というのがおろそかになってしまいます。

このようなことにならないために、いろいろな社員に関わってもらい、普段の仕事ぶりなどを知ってもらったり、現実も知ってもらうなどして、ミスマッチングの防止に努めていきます。


4.社長が全面的に人材採用に関わる(大企業は除く)
雇用の最終責任者は、社長です。

社長が自ら応募者に対して直接メッセージを行い、最終的な判断を社長が行う。

社長が熱心に人材採用に関われば、ミスマッチングも自ずとなくなっていきます。

5.「経営方針書」を会社説明会や面接などで配布して、参加者に見てもらう
会社のPRも多少は必要ですが、もっと大事なことはどんな会社かを具体的に知ってもらうことです。

特に、社員が行っていることを知ってもらうことが大事です。

会社の理念やビジョン、方針がつまった「経営方針書」を会社説明会や面接などで配布して読んでもらうことで、会社の現実を知ってもらうことになります。

「経営方針書」を一緒に具現化する人材のみ、応募することになります。

これで、人材採用のミスマッチングの防止になります。

いかがだったでしょうか?

人材採用「ミスマッチングを防止」5ヶ条を実践するだけでも、「求心力」のある人材が採用できる確率が確実にアップしていきます!

ぜひ、お試しください!