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高松 秀樹

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第32回:東京オリンピック・パラリンピックでのCM放送から考える

2021/07/24

いよいよ、東京オリンピック・パラリンピックが開催しました。

1年延期するも、無観客での開催に至り、開催賛成派、開催否定派、無関心派と、いまだそれぞれの意見や考えがあることかと思います。

そんな開催直前の7月19日に、TOPスポンサーである「トヨタ自動車」がオリ・パラに関するテレビCMを「国内では放送しない」ことを明らかにし、話題になっています。

オリ・パラへの同社の考え方、スタンスを伝える内容を盛り込んだCMは、もちろん制作済みですが、「いろいろなことが理解されていないオリ・パラになりつつある」ことを懸念した放送中止の判断とのこと。

同様に、「味の素」も対応を検討中であり、「NTT、NEC、アサヒビール、野村ホールディングス」などの国内最上位スポンサー企業は、確定ではないが放送する予定とのご様子。

ネットでの反応は、

「民意を考えると流さない方が良い」
「CMを流すと判断した企業をよく見てください。現政府と同じ体質ですよね」
「CMを流す会社は、覚悟は決めておいたほうが良い。開催にいたるまでの数々の失態を容認している企業だと世界からも理解される」
「トヨタは欧米や豪州ではCM放送を中止しない、という点が素晴らしい」

CMとは、「なんのために、だれのために」伝えるものなのでしょう?企業の姿勢、考え方が問われる制作物でもあることは間違いありませんね。