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加倉井 正和

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第32回 波

2021/07/20

今回は、プログラムデザインについてのお話。
決して暑いから、涼しいテーマにしたわけではありません。
でも、私のプログラムは熱いと良く言われます。

以前から何度か紹介したかもしれませんが、
体験型研修のプログラムは、参加者の状態によって組み立てていきます。

時間や場所の関係で、何個かのアクティビティを決めることはありますが、
決まったプログラムを進めることはありません。
ですので、準備物はいつも盛りだくさんです。

その都度、プログラムを組み立てていくのですが、
一番重要視していることは、「波」をつくること。

日帰りから宿泊など、研修時間はまちまちですが、
オープンからクローズするまで、
どんな波を描くことができるかを大切にしています。

もちろん、実践するのは参加者ですので、
どんな行動をするか、どんなチーム状況なのか、
など、
様々な要因によって波は変わっていきます。

穏やかな波、激しい波、
低い波、高い波、

チームの特色や個々の特性などに合わせて、
どんな波になるのかを楽しむのも
ファシリテーターの醍醐味かもしれません。

体験型研修では、自分の行動を振り返り、気づきを得ることができます。
成功から学ぶこと失敗から学ぶこと、様々な経験ができるチャンスがあります。
自分の行動を変えるきっかけに繋がるのではないでしょうか。