第32回講座 飲食店経営はチーム活動②
2021/07/19
チームとは何か?
チームという言葉は良く聴きますが、チームとは何か?と改めて問いかけると、答えられない人が多くいます。
それくらいチームという言葉はあいまいなイメージで人それぞれの解釈で認識されている方が多いです。
ではチームとは何でしょうか?
まずはチームについての定義を見ていくことから学んでいきましょう。
チームには3つの要素が必要
次の3つの要素を満たしている集団をチームと定義しています。
①本音で信頼しあえる
②目指す方向性が統一
③規律・約束の共有
この3つの要素が満たされていることで、集団はチームとして大きな成果をあげることができるようになります。
それまではなかなかたどり着くことができなかった売上をあげることができるようになったり、それまではなかなか実現できなかったイベントを実施できるようになったり・・・
無理だと思っていたことができるようになります。
それくらいこの3つの要素がそろったチームというものは可能性に溢れています。
3つの要素で一番大切なのは①の本音で信頼しあえることです。
どんなにいい目標を店長が作っても、どんなに立派な規律や約束を作っても、仲間と本音で信頼しあえる関係性になっていないと実行性がなくなりますね。
実行する為には仲間の協力が必要になるからです。
まずは仲間と本音で信頼できる関係性を作り上げていくことが求められます。
つい置き去りにされがちな本音の信頼作り
しかし、この仲間と本音で信頼しあえる関係性を作り上げていく為には、時間と手間がかかります。
だからこの①の要素に対しては、ついつい置いてきぼりで、②③の要素作りと共有=説得に動いてしまいがちになります。
その結果、ある段階までは皆が目標と方針に対して、共感してくれていると思い込んだまま歩んでしまいがちになります。
それが権限という力によるものだと知らないままに・・・。
ある店舗数、ある売上を越えていくと、スタッフが辞めて、組織が瓦解していくことが多い理由の一つに①の本音の信頼がないことがあります。
まずは本音で話せる信頼を作ること。
仲間がそうなってきたら、次に作っていくべきことが、②目指す方向性や③規律・約束です。
これらの作り方のポイントについては、次回の講座でお話していきますね。
☆今日の質問☆
あなたのお店はスタッフが本音の信頼関係になっていますか?