私の両親は、間違いなく私を精一杯愛してくれました。
でも、余裕のない中での子育ては、子どもだった私には辛いことが多かった。
目の前で繰り返される激しい罵り合い。
「お前はダメだ!」「世間様に恥ずかしい!」と全否定される日々。
幼い心は、自尊心をどんどん削られていきました。
大人になってから、ようやくわかりました。
あれは両親自身の自尊心が低かったからなんだ、と。
心から感謝している一方で、その全否定の言葉や態度に深く傷ついた自分も確かに存在していました。
それを切り離して考えられるようになって、ずいぶん楽にはなった。
でも、どんなに人前で堂々と研修や講演をしても、心の奥底では「私なんて…」という気持ちがまだ残っていたのです。
それは、親からのレッテルという『呪い』のようなものでした。
そして、その呪いが解ける日が突然やってきます。
…なんて特別な日でもない、これまで散々痛い目に遭い、そのたび観念してきた集大成のような日(笑)
きっかけは「お金周り」のこと。
私はそこが大の苦手で、信頼している経営者の紹介もあり、思い切ってコンサルを頼むことにしました。
「お金のことは苦手だから、素直に言うことを聞こう!」と決心して。
始まってみると、違和感はたくさんあった。
でも「今回は素直に…」という決意が邪魔をして、違和感をスルーし続けてしまいました。
結果、大金を取られ、多くの時間・労力、そしてエネルギーも奪われ、最後は罵られるという結末。(もちろん契約分は払いますよ、言われなくても!)
でも、そこで私ははっきり気づいたのです。
・自分に足りない部分は専門家に任せる、それは素晴らしい判断。
・けれど、違和感を大切にし、対等に対話できる人と付き合うことこそ大事。
あぁ、これは私の中の罪悪感と劣等感が引き起こした『最後の事件』だったんだな、と。
そう思った瞬間、「親の呪い」がスッと溶けていく感覚がありました。
私はこれまでも、痛い思いをするたびに成長してきました。
今回もそう。
だからこそ、この出来事にも感謝です。
呪いは解けた。
これからも、すべてを糧に突き進みます!
余談ですが…。
今回のことで、こんなことも感じました。
顧客であるこちらは、『最初から最後まで丁寧な言葉と態度で関わっている』のに。
勝手に決めつけ、話も聞かず、「自分だけが正しい!」という態度で責める。
…こんなコンサルがいるから、世の中に「コンサルなんて嫌いだ!」という人が増えるんです。
業界、荒らすなよ!(笑)
私がムカつくよりも先に、そんな人が業界の信用を壊していることに腹が立ちました。
これまでは『自分だけの正しさ』でもやっていけた時代だったのかもしれません。
でもこれからは、対話力が一番大切な時代。
そもそも、どんな時代にも「絶対的な正しさ」なんてないのだから!
対話の重要性を伝えていこうと、改めて感じた一件でもありました。
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