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高松 秀樹

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第223回:移動ニーズの多様化

2025/03/22

「JR東海」が、東海道新幹線に「半個室タイプの座席」と「完全個室タイプの座席」を導入することを発表しました。

「完全個室タイプ」は「1編成につき2室」を用意し、「1室1〜2人の利用」を想定。グリーン車の上級クラス座席として位置づけ、プライバシーを重視するビジネス客や個人客の需要を見込み、2026年秋に導入予定。

「半個室タイプ」はグリーン車のある8号車から10号車のうち、「10号車の20席分」を半個室タイプの座席「6席分」にするということで2027年度中に導入されるとのこと。

かつての東海道新幹線100系車両には、2階建て車両の「1階部分に個室」がありましたが、そのサービスは「利用客の増加」により「座席数の増加」へと方針変更されたことがありましたが、コロナ禍を経てインバウンド需要の増加とともに「移動ニーズの多様化」も進み、このようなラグジュアリーシートの導入へと再び舵をきったようなのです。

すでに10分に1本は走っている新幹線の本数をこれ以上増やすのはなかなか簡単ではありませんが、新たなグレードの導入があれば客単価アップの実現に繋がります。

航空路線でも、「ビジネスクラス」や「ファーストクラス」があるように上位グレード志向の顧客層には良いアピールにもなるでしょう。

私、富裕層ではございませんが、気になるニュースなのでありました。

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