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星 寿美

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第169回 バカになれる人が本当に頭のいい人

2024/07/29

先日、ある人から「バカになれる人が本当に頭のいい人なんだよ」と言われました。
よく考えたら、この言葉は何度か言われたことがあります。
私自身としては、自分がバカでも頭が良くても、そこはどっちでも良いけれど…。

確かにアホやバカになれるから『物事がうまく進む』ことは多いなぁと実感です!
必要な誇りは持って、あとはアホやバカになるくらいがちょうどいいのかも!
今日は、その辺りのことを言語化してみます。
まず、このセリフを言われるときは2つの場面があります。

自分で名乗った時

一つは、自己紹介などで「アホで〜す!」などと名乗る時(笑)

「本当のアホは自分でアホって言わないし、アホになれるってすごいこと、普通はなれないから!」
などと褒めていただきます。
いや、私には褒め言葉に聞こえますが…
実際、褒められてますよね?

逆に「アホじゃないよ〜」などと言われると、ちょっと悲しくなります。
相手はせっかく優しい気持ちで慮ってくださっているのに、つい「私、自分のアホに誇りを持ってるんですよ〜」なんてお返事してしまったり。
だから前者の反応が嬉しいし、褒め言葉に聞こえるんですよね!

仕事でよくある場面

もう一つの場面は、仕事をしている時によく起こる場面です。
例えば、明らかに相手に落ち度があったり、相手が間違えているとき。
それが明確なのにも関わらず逆ギレされたり、怒られたりした時などです。

「こちらの不手際で本当に申し訳ございませんでした。すぐに修正いたします。」
「お手数をおかけして、貴重なお時間もいただいてしまって、本当に申し訳ございません!」
などと、心からの気持ちをお伝えします。

実は、これは決して心に無理をしているわけではないんです!そこがポイント!

「あなたは何も悪くない。こちらが至らないばかりに、申し訳ない。お時間をいただいて、心からありがとうございます!!!」

この本心が、相手に伝わってからの方が、言い分を聞いていただけるんですよね!
だから結局、相手ではなく、自分のためにそのモードにしている。
ちょっとMモード発動というか、そんな感じです。

相手が「そうでしょ!」「まったく!」などの対応をしていればしているほど、後が面白いのです。

相手は、怒っていますから、色々と質問してきます。
誰がやったの?
責任者は誰なの?
どうしてこんなことになっているの?
いろんな質問を怒りの感情と共に、伝えてくれます。

その質問に、丁寧に丁寧に答えていくだけ。

言い訳しなくても、説明のチャンスがやってくるんです。
怒りって便利ですよね!

「はい。それは、こうでこうだから、こうしました。」
「はい。それをしたのは、私です。私に責任があります。」

卑屈にもならず、誇張もせず、ただただ、丁寧に答えていくだけ。

すると、途中で相手が「あ、自分の方が勘違いしていた!」などと気づく瞬間がわかります。
それでも「非はこちらです。ご対応ありがとうございます!」お詫びとセットで感謝を伝え続けると、なんと、めちゃくちゃいい関係になれます!

中には「あ、こちらの勘違いでした」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
自分の非を素直に認めることのできる素敵な方なので、こちらも大好きになっちゃいます!

「あなたが、〜してくれていれば良かったことだ」などと、負け惜しみ?のような対応する方もいます。
でも、顔には「こっちに非があったかぁ」とバツが悪そうなので、心の中ではガッツポーズ!

いずれにしても、上手くいきます。
こんな時に『バカになれる』のような、表現をするのだと思います。

こちらに非がないのに、理不尽に怒られたら、ついその感情に反応して「でも、こうです!」「こちらでは、こうしていました!」と言いたくなる。
または、ただひたすら謝罪し続けてしまったりなど。
そんな気持ちは十分にわかります。
なんせ、それを何年も繰り返して、関係を拗らせてきた私ですから!!

何度も繰り返して、やっと身につけた処世術が、この方法。
面白いほど上手くいきます。
バカになるって最高〜\(^o^)/

で、そんな場面を見た方が、「なかなかバカになれないよ!すごい!」と褒めてくださるんです。
ただの処世術なので、バカってこととはちょっと違うかもしれませんが・・・

と、偉そうに書いている私ですが、怒りの感情に引っ張られてしまうこともあります。
まだまだ伸び代があるってこと!
これからも成長し続けます。
もっとおバカに!

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