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加倉井 正和

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第243回 ハンコ文化

2025/08/05

今日は8月5日。
8(はん)5(こ)の日(笑)。

コロナ過をきっかけに、ハンコを使用する機会が減った気がします。
テレワーク(在宅勤務)時、出社しなければならない理由になった1つはハンコの存在です。
見積書や請求書、契約書、あるいは社内の稟議書など各種申請書類へのハンコの押印作業のために出社しなくてはならないというケースがありました。
しかし、テレワークが普及するにつれハンコが省略されたり、デジタル印の使用やデータ契約などのケースが増えていきました。

もちろん、コロナ過以前よりペーパーレス化や業務効率化を推進している企業もありましたが、脱ハンコに加速したのは生活様式の変化からでしょう。
「紙」に印刷して書類を作ることが「絶対」ではなくなったきっかけです。

世界を見回してみると、アメリカやヨーロッパのビジネスでハンコが使われることはまずありません。

もちろん文化や法律の違いもあります。

しかし、「文化」にとらわれすぎていることで、パフォーマンスを阻害している場合もありました。

何かがきっかけで「変わる」。
そして、「スタンダード」になる。

まだまだ「変化」できることがあるはずです。
もっと激しく「変化」することもあるでしょう。

それを「見つける」こと。
「受け入れる」こと。

加速していく「デジタル化」を、どのように歩んでいくか。
ハンコを眺めて、考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。