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長谷川 満

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第243回 漫才から学ぶ!?社員が気持ちよく働く「最高の職場」の作り方

2025/08/06

皆さん、漫才って観ますか?


ボケとツッコミの絶妙な掛け合いに
笑ってしまいますが、
よくよく見ていくと、
実はあのやりとり、
職場の上司と部下の関係にも
通じるものがあります。


漫才が面白いのは、
「ボケ」が自由に振る舞い、
それに対して「ツッコミ」が的確に反応し、
テンポよく会話が進んでいくからです。


もちろん漫才は、
ネタを考えて、
基本的にはシナリオ通りに
するものではありますが。


漫才の「ボケ」「ツッコミ」を
見ていくと、
実は上司部下の
理想的なコミュニケーションにも言えるんです。


たとえば、部下が何気なくした発言や行動。


それに対して上司が
「それってつまりこういうこと?(笑)」
と反応できれば、
会話は生まれますし、
信頼関係の土台にもなります。


部下の言動に適切に“ツッコむ”には、
日頃から部下の様子を見ていなければできません。


つまり、「見てあげる」ことこそが、
上司にとって最大の教育なんです。


「何かあれば言ってこい」
「困ったら相談しろ」と言う上司ほど、
部下から声をかけられません。


逆に、普段から「よく見てるよ」「気づいてるよ」
という姿勢を示している上司の周りには、
自然と会話が生まれ、
部下も安心して働けます。


実際、私が支援する企業でも、
上司が部下に“興味”を持ち、
日頃の小さな変化に気づいて声をかけるだけで、
チームの空気がガラッと変わります。


「この人は自分をちゃんと見てくれている」
という安心感が、
部下のやる気と成長につながるのです。


これは「特別な面談の場」ではなく、
「日常のちょっとした会話」が鍵です。


何気ない立ち話の中で、
「昨日の対応、よかったね」と声をかけるだけで、
部下は自分の仕事が認められていると感じます。


漫才は、信頼関係があってこそ成り立ちます。


一方が一方を見ていない、
空気を読まない、間が悪い
――そんなコンビは長続きしません。


それは、職場でも同じです。


社員が気持ちよく働ける職場とは、
全員が「見られている安心感」と
「ツッコまれる関係性」を持てている場。


笑い合える職場にこそ、
強いチームが育ちます。


職場のコミュニケーションに悩んでいるなら、
まずは“上司としてのツッコミ力”を
磨くところから始めてみませんか?



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