第142回 電子と紙の本、出すならどっち?
2024/01/15
「電子と紙の本、出すならどっちがいいのでしょうか?」という質問を、最近多くいただくので、ここで回答したいと思います。
「両方とも出すのがいい!」
というのが、私の答えです。そもそも、電子と紙の本は、目的も性質も違うので、並列には語れないと思うのです。
ちなみに、私は電子出版も商業出版(紙の本)も、どちらも出しています。
そして、出版プロデュースも、おかげさまで昨年末に50冊を超えました!
そんなプロセスの中で、私が感じていることを書きます。
目的が違う
最初は紙の本をプロデュースしていました。
でも『ビジネスに繋がるのは電子だ!』と思い、現在は電子専門でプロデュースをしています。
弊社の場合の電子書籍の目的は『リスト集め』です。
読者が最後まで読んでファンになる!そんな素敵な原稿を作る独自のノウハウがあります。
そして、魅力的な読者プレゼントをつけておくことで、濃いリストが集まります。
本を読んで共感してくれて、プレゼントにも応募してくれる、そんな『濃いリスト』がずっと集まる!
これが電子書籍の最高の魅力です。
もちろん、ただ電子書籍を出しただけだと知り合いにしか買っていただけず、リストも集まりません。
リストを集めるための仕掛けは必要です。
そして、集めたリストから新規顧客を獲得できます。
なので『リストを集めて、コンスタントに新規顧客を集め続ける』ということが電子書籍の目的です。(あくまでも弊社の場合です)
では、商業出版(紙)の本の目的は?
それは『影響力とブランディング』です。
やはり、本屋に並ぶ本を出版すれば『影響力があるし、ブランディングになる』のです。
このように、目的が違うので、両方やる!が正解だと私は思うのです。
どっちが先?
主な性質の違いに『電子書籍は好きなことが書ける!』『紙の本は出版社の意向に沿って書く!』ということがあります。
商業出版も、ある程度のお金を負担すれば多少好きなことはかけるかもしれません。
でも、企画を通して原稿を書く場合は、出版社の意向が大事です。
だから、先に電子書籍で、本当に伝えたいこと・言いたいことを書いておけば、安心して意向に添えると思います。
また、無名の新人著者の場合、出版社側でも、ちゃんと原稿を書き切れる人なのかどうか?は心配です。
原稿が書けるという安心材料にもなるという側面からも1冊はクオリティの高い、ちゃんとした電子書籍を書いておくのは有効かと思います。
だから、私は、
『気軽に、そして言いたいことが書ける電子書籍を出して、それから企画を通して商業出版!』という流れが気に入っています。
紙がいい!電子がいい!
実は、なぜこの原稿を書いているのか?というと『紙の本がいい!』『電子がいい!』と、どちらかだけがいい、と言われて迷っている人からの相談が多かったからです。
なぜ、どちらかだけを強く推奨して、他はだめだ!というような人が多いのか、とても不思議です。
本を書きたい!という想いがある方は、ぜひ『両方書いてください!』というのが私の想いなのでした。
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