イチローさんが日本選手として初めてとなる、
アメリカでの野球殿堂入りを果たしました。
2001年にシアトルマリナーズでメジャーリーガーとしてのキャリアをスタート。
日本人野手として初めてのメジャーリーガーとなりました。
そこからの活躍はご存知の方も多いと思います。
長年、メジャーのトップ選手として攻守にわたり活躍。
その活躍が認められての野球殿堂入り。
日本人がメジャーリーグで活躍するという突破口を開いたのは、
投手では野茂さん、野手ではイチローさんでしょう。
受賞のスピーチでもイチローさんは野茂さんへの感謝を述べていました。
日本のプロ野球でも活躍し続けるのは至難の業ですが、
文化も言語も違うメジャーリーグで活躍し続けた背景には、
並々ならぬ努力や苦労もあったと思います。
過去にイチローさんが努力について語るシーンがありました。
「努力をしたら報われると思っている人は見返りを求めている。」
「これだけ努力したのだから必ず報われるはずだ。」
という、見返りを求める姿勢そのものがN Oだとのこと。
努力をしているかどうかは自分ではなく第三者が決めること。
自分の判断軸で、これだけ努力していると思っている段階で大したことはない。
もちろん努力は絶対に必要。
「自分はがんばっているんだ!」という感覚から抜け出し、
自然に打ち込める状態になることが大切であると話されていました。
野球を職業にされてきたイチローさんがおっしゃる言葉には重みがあり、
常人では想像のできないような努力を重ねてトップで活躍されてきたと思います。
野球をはじめスポーツの世界だけでなく、
ビジネスの世界においても同じことが言えます。
見返りを求めている段階でレベルとしては大したことはない。
見返りを求めて努力するのではなく、
より高みを目指すために、より周囲の力になれるように、
やるべきことに当たり前に没頭できること。
これが大事なのだと思います。
イチローさんの言葉をしっかりと胸に刻みたいと思います。