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岩田 徹

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第21回 習慣は第二の天性である。

2021/05/07

体操の内村航平選手、野球のイチロー選手、ラグビーの五郎丸歩選手。
それぞれの分野で超一流と言われる方々ですが、
3人に共通することとして「ルーティン」があります。

ルーティンとは辞書を調べると、
「習慣的・定型的な手続きや仕事のこと。日課。定常処理。」
とあります。

スポーツにおけるルーティンは、
極度の緊張状態にある中でも普段通りの力を発揮するための
メンタルコントロールとして使われています。
また、いわゆる験担ぎでやられている方もいます。

こと仕事においてはいかがでしょうか?
ルーティンワーク、という言葉はネガティブワードとして使われることが多いです。
繰り返しの定型化された単純作業、というイメージでしょうか。

やらされ仕事は退屈でしょう。
やる気も出ないでしょう。
モチベーションも上がらないでしょう。
でもそれは自らの意志とは関係なく、
誰かの指示の下、やらされていたり、
ただ作業をこなすことだけが仕事になっているのではないでしょうか?

自ら良いパフォーマンスを発揮するためのルーティンワークを日常に組み込むことで、
仕事の成果も自ずと上がるのではないでしょうか。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

古代ローマの哲学者キケロは、
「習慣は第二の天性である。」
と言っています。

元々持って生まれた才能に多少の差があったとしても、
良い習慣を身につけ、
第二の天性を発揮することでその差を埋めるどころか逆転も可能です。
良い習慣を身につけていきたいですね。