第144回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2023/11/05
喜連 航平 様(其の4)
今回の対談は、キヤノンイーグルスでプロラグビー選手として活躍されている喜連航平様にご協力頂きました。
喜連様は、プロラグビー選手として国内最高峰リーグワンでプレーされる傍ら、一般社団法人Joyntの代表理事として、おとなラグビーコミュニティー「おとラグ」の運営やスポーツを通じた社会貢献活動など、幅広く活動されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づきをお届けします。
今回対談の中で一番印象に残ったのは、創業のきっかけとなったストーリーと、プロとして生きる決断をされたお話しです。
事業に想いを詰め込む
現在事業として「自信を高める“きっかけ”を量産する」というスローガンを掲げて活動をされている喜連さんですが、事業を起こすきっかけに感銘を受けました。
母親に会いに行くということ、当たり前のことのように感じますが、喜連さんにとってはとても大きな一歩だったんです。
その大きな一歩を踏み出したからこそ得られたことは、人生を変えてしまうほどインパクトのあるものだったようです。
そして、そのきっかけを得るまで母親に会いに行けなかったことに対しての後悔もまた今の事業をはじめたきっかけなのかもしれません。
対談の中で喜連さんがおっしゃっていた言葉。
「人のためにできることって沢山ある」
その言葉には、力強さを感じたと同時に、自分と同じ思いをさせたくない!という想いも伝わってきました。
事業に取り組む想い、改めてとても大切なことだと思いました。
1年1年勝負する!
次に印象に残ったのは、ラグビーを失う可能性もある中でプロとして生きる決断をされたことです。
社員選手でいれば、ラグビーを辞めてからのセカンドキャリアもある程度保障されているものだと思います。
そんな中、プロとしてチームの入団が決まっていない状況下で退職しプロとして生きる道を選択されたその覚悟は、普通の社会人では考えられないほどの覚悟だったと思います。
「ラグビーって長くできるスポーツじゃないので、それこそ1年1年が勝負なんですよ。」
喜連さんの何気ない言葉にハッとしました。
ビジネスの世界って3年、5年という長い視点で考えることが多いです。
ただ、目まぐるしく変化する現代社会の中では、3年後、5年後というのは想像もできない環境になっていることでしょう。
であれば、もっと短いスパンで勝負する!そんな視点を持ってチャレンジした方がより良いものを創り出せるのではないでしょうか。
今週は、プロラグビー選手として活躍されている喜連航平様との対談から得た学びと気づきをお届けしました。
ご協力いただきました喜連航平様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。
プロフィール
喜連 航平(きれ こうへい) / Kohei Kire
生年月日:1995年6月25日
ポジション:スタンドオフ(SO)
出身地:兵庫県伊丹市出身
身長・体重: 175cm・85kg
所属:横浜キヤノンイーグルス(2022年〜)
愛称 : きーる
趣味 : キャンプ、サウナ
大学卒業後、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスへ入団。更なる成長と出場機会を求めて横浜キヤノンイーグルスへ移籍。一般社団法人Joyntを設立、代表理事に就任。