女性の成果と男性の成果は違い、
男性にとっての成果は、物事に対する結果であるのに対し、
女性は、結果に至るまでのプロセスを大事にし、
そのときどきの行動に伴う感情を大切にする。
だから、男性は、その感情に共感してあげることが大事
というお話しをしました。
今回は、もう少し詳しいお話しをしていきます。
女性社員に成果を上げていただくために
もう一つ大事なことがあります。
それは、
褒めること と 認めること
です。
「褒めて伸ばす」とよく言われるように、
人を褒めることはとても大事です。
あなたも経験があると思いますが、
褒められると、とても嬉しくなります。
そして、もっと褒められたいと思います。
また、褒められた人だけが嬉しいのかというと、
褒めた人もきっと嬉しくなるはずです。
相手が喜んでいる姿を見ると、気分がよくなるのでは
ないでしょうか。
褒めるという行為は、相手も自分も気分よくしますので、
上司や人事担当者は、褒める技術を身につけていただきたいと
思います。
しかし、ただ褒めればいいというわけではありません。
前回お話ししました通り、男性と女性の成果は異なります。
ですので、褒め方も異なります。
実は、男性社員と女性社員で、褒め方を使い分ける必要があるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
男性社員と女性社員の褒め方は次の通りです。
男性社員の褒め方:よい結果を褒める
女性社員の褒め方:よい結果でなくても行動した事実を褒める
前回のアポ取りの例でいうとこのような感じです。
「それは大変でしたね。でも、アポが取れてよかったです。
佐藤さんは、諦めずに行動し続けるところが本当に素晴らしいですね。」
女性社員に対しては、例え、よい結果が出ていなかったとしても、
その結果を出すために行動した事実を褒めることです。
よい結果が出ていれば、もちろんそのことを思いっきり褒めてあげれば
いいのですが、よい結果が出ていなくても、よい結果を出すために、
何らかの行動を一生懸命しているはずです。
そのときの感情に共感しつつ、行動した事実(=成果)を褒めてあげることが
大事です。
今回はここまで。
次回は、もう少し深いお話しをしていきます。