第18回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2021/04/11
Bowers 代表 星野一徳氏(其の2)
先週に引き続き、Bowers 代表の星野一徳様にご協力頂きました。
Bowers様は、こだわりを語れる経営者限定のマッチングプラットフォームを運営されております。
今回は、Bowers代表の星野さんがどのようにして現在の活動に至ったのか。
今までの歩みにフォーカスしてお話しを伺いたいと思います。
金山:今年2月にBowersの活動をスタートされたとの事ですが、独立されてから今が何年目になるのでしょうか。
どのようにして現在に至ったのかお話をお伺いしたいです。
今年で起業して4年目になりますが、起業当初は色々な事業をやってました。
飲食店もやりましたし、飲食店の広告や集客などの支援もやってました。
最初は飛び込み営業を中心に行っていたのですが、私自身営業はやはり得意ではないですし、好きではなかったので、ぜんぜんうまくいきませんでした。
今思えばこのうまくいかない経験が、現在の仕組みづくりの出発点だったかもしれません。
LINE@からはじまり気づけば1500人以上が参加する団体に
最初はLINE@で知り合いを集めて副業案件や業務委託案件など、興味を持ちそうな仕事を取ってきて紹介をはじめました。
そうしたら意外とこれがヒットしまして、副業や仕事を求めて登録する人たちが増えまして、今では1500人以上が参加するフリーランスの団体へと成長しました。
このようなコミュニティをつくることは得意なのかもしれません。
コミュニティの中でマッチングすればそこから対価を得られる、そんな仕組みにすることで、営業をしなくても売れる仕組みができました。
金山:営業しなくても売れる仕組みって素晴らしいですね。
営業が得意ではないとおっしゃいますが、起業前はどんなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。
新卒から7年の営業としてのキャリアが大きな影響を
大学卒業後に、新卒で日立系の会社に入社しました。
当時は、建設会社向けの営業をしていたのですが、1年目からよく売れていたのもあって、正直営業って簡単だなって思っていたんです。
そんな時にリクルートから誘われまして、もっと実力を試したいと思っていましたので、転職することにしたんです。
ただ、リクルートでの営業は、前職のものとは全く違うものでした。
それまでは、お客さんのところに顔を出せばよく来たねと買ってもらえてましたし、それが営業だと思っていました。
リクルートで最初に任されたのはHot Pepperの営業だったのですが、飲食店であれば一度は営業を受けたことのあるものだったので、ただ通うだけでは買ってもらえませんでした。
事前にリサーチをして、どのようにすれば集客がうまくいくかなど、興味を持ってもらえる内容を準備してはじめて商談の場を頂けました。
そんな経験をしながらリクルートに4年務めましたが、提案力はかなり鍛えられましたね。
金山:起業前もずっと営業をされていたんですね
そうですね。
ただ、会社員としての営業の経験と、起業してからのコミュニティづくりの経験、この2つの経験が今のBowersの活動に大きく影響していると思います。
金山: なるほど。
ご自身の経験が今のBowersの活動に繋がっているわけですね。
今週は、現在に至るまでの歩みにフォーカスしてお話を伺いましたが、次週はBowersが描く今後のビジョンについてお話をお伺いしたいと思います。
会社情報
会社名:株式会社ボイエンシー
本社:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
事業内容:・中小企業経営者限定のマッチングプラットフォーム「Bowers」の運営
・「知人関係」に特化した人材紹介業