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長谷川 満

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第93回 人事評価制度に何百万円もかけて大丈夫?

2022/09/21

私は、仕事柄、

「社員数が増えて、
 人事評価の体制をつくりたい」

ということを
相談されることがあります。


その時に確認するのが、

・社員数
・売上や利益
・現在、人事評価制度があるのか?
・経営方針書(経営計画書)のようなものがあるのか?
・経営ビジョンや経営目標
・人材採用計画
 (毎年何人ぐらい増員していこうとしているのか?)
・どんなビジネスか?

のようなことを
一通り確認いたします。


その上で、

「本当に、人事評価制度を
 導入する必要があるのか?」

を確認いたします。


これは、以前書いた記事の中で、
人材採用を行う際も、

同じように、
「本当に人材が必要なのか?」
を行いますが、

人事評価制度導入を考えている時も
同じように、必要なのかを確認します。


時々、社員数10名程度の会社で、
人事評価制度を導入した方が良いかを
聴かれることがあるのですが、

結論、
社員数10名程度で、
人事評価制度は不要ということ。


理由としては、
社員数10名程度であれば、

人事評価制度で、
個別面談などができるので、

人事評価制度を構築するまでもない
ということです。


では、本題の

「人事評価制度に
 何百万円もかけて大丈夫?」

についてですが、

結論としては、
大企業であれば、
人事評価制度に何百万円を
かけても問題なし、

一方、
中小企業であれば、
人事評価制度に何百万円を
かけるお金があるんであれば、

営業やマーケティングなど
業績が上がることに
資金を投下していった方が賢明です。


中小企業であれば、
人事評価制度に対しては、
かけても数十万円程度で十分です。


それよりも、
人材採用から人材育成の
しくみをしっかり構築していく方が、

組織が成長して、
業績アップする体制ができるので、

こちらの方が
優先順位の高い事柄になります!