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岩田 徹

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第275回 批判する人

2026/03/27

大会連覇を目指し戦ったワールドベースボールクラシック(W B C)。
残念ながら我らが侍ジャパンは準々決勝で敗退となりましたが、
東京ドームで開催された予選ラウンド、
マイアミでの決勝ラウンドと、私たちに夢を抱かせてくれたり、
好プレーやホームランで楽しませてくれたことは間違いないです。

現段階でのベストメンバーが集ったものの、
世界各国もメジャーリーガーを揃えており、
大会そのもののレベルがこれまでよりも数段アップされたような印象を受けました。
そんな中でも侍ジャパンが強敵を倒し続けて頂点まで駆け上る姿を見たかったですが、
残念ながら今大会はベスト8で敗退。
戦った選手たちが一番悔しいと思いますし、
世界各国が打倒日本で挑んでくる中、国を背負って、連覇の圧力を感じながら戦う重みは、
私には想像もできないくらい大変なことだと思います。

敗戦後の選手のコメントを読んでも、気持ちの切り替えが難しいことや、
悔しさが滲み出ているコメント、期待をかけてくれたファンへのお詫びなど、
読んでいるこちらが心苦しくなるコメントが多かったです。
そんな中、準々決勝で痛打された選手を批判したり、
チャンスに凡退した選手を批判したりと、残念な投稿が多く目に入ってきます。

侍ジャパンに大きな期待をしていたことはよくわかります。
思うことや感じること、言いたいことがある気持ちもわからなくはないです。
が、日本でトップの選手たちが全力を尽くして戦った結果です。
過去にベスト4入りしたことがないチームとは言え、
相手チームのメンバーはほぼメジャーリーガーです。
強敵であることは間違いありません。
その相手に堂々と立ち向かい、試合前半は勝ちに持って行けそうなムードもありました。
突き放すチャンスもありました。
でも、そこで点が入らなかったり、
そこから逆転されることがあるのが野球ですし、スポーツです。
個々人に対して批判すること。ましてやそれをネットに書き込むこと。
そして個々の選手のSNSにまで書き込むこと。
それは許される行為なのでしょうか。
非常に残念で仕方ありません。

ファンが厳しい目線で観戦すること自体は悪くないと思います。
が、それをどう表現するかは冷静に考えてもらいたいです。
相手の立場に立って考えること。
これは当たり前のことです。
思ったこと、感じたことをそのまま相手にぶつけることが正しいことなのでしょうか。
個人を中傷するような方は、あのマイアミの舞台でマウンドに上がってみて、
ベネズエラ打線を相手に怯まずに挑めるのでしょうか?
自分が監督であれば思い切って采配できるのでしょうか?
個性の強い選手たちをまとめ、全員を同じ方向に向かって導いていけるのでしょうか?
個人が簡単に意見発信できるようになりましたが、
発信の仕方、内容を一人ひとりが考えられる世の中になってほしいと切に願います。

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