HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

三原 勇気

ホーム > 三原 勇気 > 記事一覧 > 第6回 解決するための方法①1on1(ワンオンワン)の実践

第6回 解決するための方法①1on1(ワンオンワン)の実践

2022/08/27

まず、1on1とは、
上司と部下との間で行う定期的な1対1のミーティングのことです。

日本の大手企業でいうと、
ヤフー株式会社や楽天グループでも実施されております。

園長面談のように、1対1で話を聴く面談のようなものはよくあると思います。

上司から話すことが多くなってくる評価や管理のための人事面談とは違い、
部下の話を聴くことに注力して成長をサポートするための時間が1on1です。

・どんなことに困っているのか
・どうなりたいのか
・本当にやりたいことは何か
・そのためにはどんなアクションが必要か
・何から準備するか

一方的に教えるのではなく『対話の中で引き出していくもの』です。

1週間から1ヵ月ぐらいのスパンで、15分から30分ほど、
コンスタントに話を聴いていきます。


1on1を進めるにあたって3つのポイントにまとめました。

①目的とゴールを事前に共有する

いきなり上司から部下に、
「1対1で話す時間を作ったから○○日の△時からよろしく!」と言われたら、
『え!?何か悪いことしたかな?何話すんだろう?』と
その日まで一抹の不安をもちながら過ごすかもしれません。

新しいことを始めるときは目的やゴールを話してもらう方が安心するものです。

人事評価やこちらからフィードバックを送るようなものではなく
『あなたの話を聴かせていただく時間』
ということを伝えておきましょう。


②最後まで話を遮らずに聴く

目と耳と心を傾けて聴く”傾聴”が安心感につながります。

相手の目を見て、相槌をうちながら、
話しきるまで待ってください。

この時間は、話す量を
8:2で話し手と聴き手になるぐらい、
聴くことに注力なさってください。


③良質な質問をする

「保育士として子ども達にとってどんな存在でありたい?」
「子ども達がどんな毎日を過ごしてほしい?」等と
具体的に質問していくことで、
今まで知らなかったその人の魅力や考えに気づいたり、深い対話ができたりします。

空白の原則といって、人間の脳は空白があると埋めようとする仕組みがあります。
質問することによって、相手の脳裏に空白を作り、
埋めようとすることで自然と考えを深めようとします。

アウトプットすることによって
自分の考えを整理して行動につなげることができるので
『いかに問を作るか』が重要なのです。


是非この3つのポイントを意識して進めてみてください。