第83回 いらない社員はいるのか?
2022/07/13
今日は、謎ときのような
タイトルにしたのですが、
「いらない社員はいるのか?」は、
言葉を補足すると
「不要な社員は、存在するのか?」
ということです。
この結論ですが、
不要な社員は、ほぼ存在しない
です。
不要な社員はいるかもしれませんが、
限りなく少数であると思います。
一部の中小企業経営者からは
「『不要な社員』は、
たくさんいるでしょ」と
反発の声があがりそうですが、
どういうことかを解説していきます。
大前提として、
人間は、成長していく生き物であり、
将来性を感じたり、未来に希望を感じれば、
成長していくものです。
ところが、一部の中小企業経営者が
「『不要な社員』は、
たくさんいるでしょ」と言うのは、
私なりの解釈で言えば、
人材採用の段階で見極める目がなかった、
そして、育てていくことをしてこなかった、
ということです。
自社の社員を「不要な社員」と
思っていること自体、
責任転嫁していて、被害者意識が強いので
経営者としては、失格ですよね。
実際、私が人事部長を
していた会社の社長はじめ、
私が仕事をさせていただいた
会社の経営者は、
社員のことを大切にされて、
社員想いの方ばかりなので、
結果、上場したり、
成長発展しているのです。
人材採用の段階では、
見えなかったことが
入社してから明るみに
出てくることもあるでしょう。
そんな時は、どう育てていくかを考え、
実際に育てていくことが大事なります。
この社員は必要でこの社員は不要、
のような発想ではなく、
個々の社員をどのように育てていけば
成長して、成果を出してくれるかを考え、
育成していくことをしていきませんか?