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塩崎 俊樹

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【第11回講座】成果をあげる2つのポイント④ 人の強みを活かす

2021/02/22

セルフマネジメント3つ目のステップ「人の強みを活かす」

組織の中で成果をあげる為に必要な5つのステップを再度振り返ってみましょう。
次の5つのステップで歩んでいくことが大切です。詳細は第7回講座参照。

ステップ1)時間を管理する
ステップ2)貢献に焦点を合わせる
ステップ3)人の強みを活かす
ステップ4)重要なことに集中する
ステップ5)成果をあげる意思決定をする
3つ目のステップが人の強みを活かすです。
この人の強みを活かすとはどういうことなのか?今回はそのポイントを中心に学んでいきます。

「人の強みを活かす」とは

「成果をあげるには人の強みを活かさなければならない。弱みからは何も生まれない」

マネジメントの生みの親ドラッカー教授が、セルフマネジメントについて書いている著書「経営者の条件」の中で書いている言葉です。

一人一人に必ずその人ならではの強みがあり、その強みを知り、受け止めて、活かしていくことが成果をあげるカギであることを述べています。

しかしながら、人はついその人の弱みである欠点や問題点に焦点があたり、その弱みを改善させることに力を入れがちになります。

ドラッカー教授は「弱みからは何も生まれない」と述べています。
全ての人に強みがあるように、弱みもあります。
その弱みはどれだけ改善しようとしても、プラスの成果に繋がることはないことを述べています。

「人の強みを活かす」ための準備3つのステップ

人の強みを活かすためには、まず準備として次のステップを歩んでいくことが求められます。

ステップ1)人と組織の強みを知る
どんな時モチベーションが上がるのか?
自分には簡単にできるが、他の人には難しいことは何か?
といったように、その人や組織がどんな強みを持っているのか?

様々な診断ツールやその人の経験を知ることで掴み、受け止めていくことが大切です。
経験から強みを見つけていく場合には、これまでの活動の中における「予期せぬ成功」を見つけることが、成果に繋がりやすい強み発見の一つのポイントになっています。

ステップ2)明らかになった強みを受け止める
人と組織の強みを活かす上で大切なことは、明らかになった強みに対して意識して受け止め、活かそうとする行動に繋げていくことです。
明らかになった強みに対しては、最初は違和感を感じることも多々あります。
特に客観的に明らかになった強みのポイントや予期せぬ成功に対しては、つい軽く見られて、素通りされてしまうことがあります。
そうならない為のポイントが、まず明らかになった強みを受け止めることです。

ステップ3)明らかになった強みを意識して行動に移す
強みが明らかになったら、その強みを基に成果があがる為のプロセスを考え、行動に移していくことが大切です。
その際大切になることは、先のステップにある時間管理と貢献=自身の責任を踏まえたプロセスで行動していくことです。

次の講座では、この強みを活かす為の準備としての3つのステップを具体的な体験や事例を観ていきますね。

☆今日の質問☆
あなたの強みは何ですか?
自分だけで考えるだけではなく、周りの人にも聴いてみて下さいね。